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【検証】フィリピン英語の発音は「アメリカ」ではなく「イギリス」|歴史的な真実

投稿日:2019年11月19日 更新日:

フィリピンの歴史と英語

米西戦争の後1898年から1946年まで、フィリピンはアメリカの統治下にあり、その際英語での教育が強制導入されたという歴史がある。

フィリピンの英語が「アメリカンイングリッシュ」だと言われる所以だ。

ただし発音に関してはアメリカではなくイギリス英語に近い印象がある。

 

 

フィリピン英語はイギリスっぽい

アメリカ英語とイギリス英語の特徴を比べてみると、アメリカでは「Ca(キャ)」と発音される単語がイギリスでは「カ」と発音されることが多い。

例えば、「I can do that.」

米;アイキャンドゥダ
英;アイカンドォダット

フィリピンの英語はアメリカ英語というよりもイギリス英語側ではないのだろうか?

しかし、歴史的は背景から鑑みてもまったくイギリスとの接点が見えない。

 

フィリピン英語の例

  • Cat(キャット)はカット。
  • Can(キャン)はカン。
  • Catch(キャッチ)はカッチ。
  • Career(キャリア)はカリヤ。
  • Cathy(キャシー)はカティ。
  • I can catch the cat. はアイ カン カッチ ダ カット。

語学学校の先生の中にはアメリカンイングリッシュのトレーニングを受けている人もいるのだが、一般的にはイギリス英語のように「キャ」が「カ」と発音される。

 

実はスペインの影響

フィリピンは植民地としての歴史が長く、スペインに占領されていたのは333年間、アメリカは48年間と圧倒的にスペインの影響の方が濃いのが分かる。

現地語の中にもスペイン語が多く混じっており、フィリピン人の名前の多くはスペイン系の読み方だ。

スペイン女性の伝統的な名前として「Catalina(カタリナ)」があるが、ニックネームとして Cata(カタ)または Caty(カティ)と呼ばれる。

アメリカ英語なら「Catherine(キャサリン)」なのだ。

「キャシー中島」が「カティナカジマ」と発音される理由はイギリスではなくスペインの影響とみるのが正しいだろう。

参考記事

 

まとめ

日本に住んでいた頃はアメリカ英語とイギリス英語の違いなんて全く分からずまた興味も無かった。

縁がありセブで生活を始め、そこで出会ったカナダ人の友人の影響で自分の英語力が上がってくると英語の発音の違いが気になるようになった。

フィリピン人の英語はイギリス英語より発音で、単語と単語の音の脱落がほぼなく、日本人の耳に聞き取りやすい。

これがフィリピン英語はビギナー向けだと言われている所以だ。

しかし、ビギナーといってもゼロレベルからだといくらセンスのある人でも日常会話が何とかできるようになるまで3か月はかかる。

忙しい日本人がたった1、2週間で留学で結果を出すのは不可能の近く、「フィリピン留学楽しかった」という感想しか残らない。

2009年からこれまで多くの留学生の後悔を見て来た。

 

もっと日本で勉強してフィリピンでは練習の場としての時間を使うべきだったと。。。

これから留学しようと考えているビギナーの人が気を付けるべき事。

それは人生にとって最も大切な時間と留学費を無駄にしないために深く考えた方が良い。

まるで家電でも買うように留学を買うロービギナーの日本字が多すぎる。

フィリピン留学のコスパを上げるためにはまず「勉強」と「練習」のフェーズをはっきり切り分けるべき。

現地で単語をガリガリ覚えたりフィリピン人講師から文法の説明を受けているようでは勿体ない。

フィリピンフェーズは日本で理解し丸覚えしたフレーズを授業や生活で実際に使って自信をつける場として使う。

スタディではなくプラクティスと呼ぶと意識も変わるだろう。

もし英語が話せなかった過去の自分に未来の自分がアドバイスできるならこの点を強調したいと思う。

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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