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葡萄カスタマイズ事件
フィリピンのスーパーの生鮮食品売り場には2種類の商品が並んでいる。
一つはパッキングされ既に値札が付いているもの。
日本のスーパーの売り方は基本的にコレだろう。
値札のある商品はそのままカゴに入れればよいので簡単だが、その代わり自分が欲しい絶妙な量や形がパックされていないのが難点だ。
一方、フィリピンのスーパーには値札が付いていない市場のような売り方をしている商品もある。
たとえば、バナナやマンゴなど1kg幾らといった形で計り売りしているものがあり、好きなだけビニールに入れて値札シールを貼ってもらう。
値札をつけるスタッフがその辺にいないことが多いので、またそいつを探す手間に苛立ってしまうフィリピンあるある。
先日、パニック買いをしにスーパーへ行った時のこと。
バナナがコロナに対抗する免疫力を高めるというニュースがあったのでバナナでも買っておこうかと売り場へ行ってみるとすっかり買いつくされていた。
ボサツイッター
バナナがない😭😭😭 pic.twitter.com/D2CjLyIy6I
— モト ボサツさん@子供と成長中 (@motobosa02) March 16, 2020
この手のニュースのキャッチと刹那的な行動力は凄いものがある。
ついでにパンも卵もすっかり棚から消えていた。
若干残っている商品の中から食べれそうなものを探すしかないのだが、その日はパックされた葡萄が置いてあった。
フィリピンで葡萄は高級品だ。
このパックで200ペソ(400円)を超えている。
ティムがおもむろに一つの葡萄パックを掴んだ。
そしてなぜか計り売りのシール印刷コーナーへ持って行きこう言った。
遠慮とかお願いとかいったBEGしている顔ではなく絶対的な支配者の目をしている。
私はビビりながら精神的距離をはかりつつ現場の様子をうかがった。
するとスタッフはいつもなら露骨に嫌な顔をするくせに従順にティムのオーダーに従いパックの解体作業を始めた。
スーパーでパックされて値札まで付いてる葡萄を解体させて奇麗なやつだけで再パックさせる鬼嫁 #凄いもの見た #フィリピン嫁あるある pic.twitter.com/xmzHz8HI4U
— モト ボサツさん@子供と成長中 (@motobosa02) March 17, 2020
解体現場でティムは綺麗な房ばかりを選び、再パックの指示を出している。
そんな事をしていいのか?!
たしかに葡萄パックの中には傷んだものが中にあったり、ハズレも隠れているのだがそこを暴くなんてなんと恐ろしい。。。
フィリピン妻をすすめる12の理由と、幸せな結婚のための9の提案
ティム特注パック90ペソ
何事もなかったかのように普通にショッピングカゴの中に納まる90ペソパック。
深く印象に残るコメント
僕みたいに弱々しい人間が遠慮がちに頼んでも絶対にらちがあかないけど、強そうな人が図々しく頼むと、たいがいやってくれますよね。人を見て値踏みされる感がいつもあります。
その通りなのだ!
動物的本能に支配されるフィリピンという国では、強そうな動物が吠えると相手は怯んで従ってしまう。
銀行で現金を引き出しに行ったらカウンターの生意気そうなスタッフに「サインがちょっと違うからダメ」と突き返された
面倒だったので「いつも俺はこのサインで引き出してるんだよ 一回眼科いけボケ」と吠えたらシュンとなって現金出してくれた#フィリピンってこんな世界#弱肉強食劇場
— モト ボサツさん@子供と成長中 (@motobosa02) March 18, 2020
ルールとかコモンセンスとか後付けで作られものなど事実上存在していない。
ティムのようにいかにも強いメスライオンが吠えると相手は従うのだが、弱そうな奴だと返り討ちにされてしまうというアンフェアな世界。
これはスーパーのみならず、病院、デパート、空港チケットカウンターなど場所を問わずフィリピンあるある。
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