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ケレイという人気店
元Pパブ中毒M氏と一緒に生活してたマニラ時代。
前回はLAカフェで出会った女の家にノコノコついて行った話を披露したが、今回は最寄りの現地パブでの記憶をたどってみたい。
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魔宮の女シリーズ|LAカフェで出会った女の家に連れて行かれた時の話
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住んでいた場所から徒歩圏内に「ケレイ」という店があった。
看板には「KIREI(綺麗)」と書いてあるのだが、その店の従業員は店の名前をケレイと呼んでいた。
セブもそうだが、マニラでもIとEの読み方が逆転するらしい。
私とM氏は晩飯が終わるとよく二人で行動したのだが、近所のノーマルなマッサージ店か、ケレイにしけ込むことが多かった。
昔は一晩に30万円とか無駄な金を使うことがステイタスなんて価値観を持ったりしていたが、今思えばいつまでも残る思い出は使った額とは全く比例しない気がする。
ケレイの客は基本的にフィリピン人で、マカティやマビニにある日本人観光客用のKTVとは世界が異なる。
想定外にM氏はタガログ語の歌がめちゃくちゃ上手かった。
Pパブ中毒者としてはタガログ語の歌がどれだけイケるかというのがそのコミュニティでの立場を左右するらしい。
ケレイでは日本式のKTVと同じくLD(レディースドリンク)制度があり、気に入ったGROを横につけて飲むことが出来た。
私とM氏がそれぞれ選んで横に座らせると他の客が一斉にこちらを見た。
なんか生意気なハポンがオカニ(お金)の物を言わせ偉そうにGROを侍らせているようにしか見えないのだろう。
まあそうだが。
M氏がお気に入りの子はデスリーという名前だった。
彼はどうやら色白が良いらしく、特に中華系の顔の女を好んだ。
10年以上経ってもM氏のお気に入りだった女の名前を憶えている記憶力の無駄遣いに焦ってしまう。
自分の場合、指名をしないポリシーなので毎回適当に変えていたのだが、パロパロという名前で呼ばれ始めたので、バネッサという女を固定化した。
しかし、指名するのではないので、もし彼女に他の客が付いていたらこれ幸い他のを選べばいい。
毎回2時間程度飲んで歌って触っていたが支払いが500ペソを超えることは無かった気がする。
バネッサの本名はジェニーといった。
日本もフィリピンもGROには源氏名というものがあるのだが、私は必ず本名を聞き、その名で呼ぶことにしている。
なぜなら少しでも本音と素顔を見たいと思うからだ。
ケレイで飲んだ後はまた少しだけルーティンがあり、近所のいかがわしそうなカレンデリアに立ち寄って16歳位の小娘と下世話な話をして寮へ戻るのだ。
この流れがマニラのいい思い出となっている。
ある土曜日の夜、ついにM氏はデスリーと近くのモーテルへしけこんだ。
私はケレイの女に手を出すつもりはなかったのだが、朝帰りしたM氏の話はとても楽しそうで急に羨ましくなった。
じゃあ来週は俺の番かなと思いながらイメージを膨らました。
私が常連客化していたジェニーは顔は65点位だが、こぶりながら小ぶりなプリケツに手足が長く均整の取れたフィリピーナバディをしていた。
ジェニーが休みの日にいつものSMモールで会うことになったのだが、彼女は遅刻してこなかったどころかなんと30分以上前に到着していたようだ。
何が食べたいのかジェニーに聞いてみた。
「Anong gusto mong kainin?(アノン グスト モン カイニン)」
これは大人の恋愛系タガログ語の本の中では定番中の定番だろう。
ただ、現場を知っている人じゃないと分からないのがフィリピーナ側のリアクションだ。
妙にプライド&謎の恥じらいのある庶民のフィリピン人は何が食べたいのか聞かれるとダイレクトな答えに躊躇する場面が多い。
そして高い確率でこう答える。
「Ikaw(イカウ)?」
つまり、「あなたはどうなの?」と質問している側へ質問を投げ返すという不合理的な行動に出る。
間違っても日本人が好きそうな和食レストランや凝ったパエリアの出てくるようなこ洒落た店に行くと店の雰囲気に圧倒され残念ながら満足度は低い。
一番いいのはJollibeeなのだろうが、さすがにデートの時まで行きたくない。。。
ジェニーに決めさせるのは無理だと分かり、2Fにある外の見える適当なレストランに入った。
店の中で何を話したのか覚えていないが、その後ジェニーは私を家に誘ってきた。
その展開は何となく予想していた。
語学学校のオリエンテーションでは「ケレイで知り合ったフィリピン人の家について行ってはいけません」と説明され、見つかると退学処分になるほど固く禁じられる場面だ。
しかし、エルエーで知り合った女とは違い、私を短期的に型にハメるというよりは長期的、つまり私と結婚してフィリピンを脱出する計画を感じていた。
というのも、ケレイは闇ジャパユキさんルートの待機場所としての場所でもあり、そこで働きながら日本へ働きを待つというのだ。
しかし、子供がいるので日本へ働きに行けない。
もし日本人と結婚すれば日本で生活できるというのをしきりに私に語っていた。
ジェニーの家はモールからタクシーで30分程のところにあるらしい。
社会見学も兼ねて軽い気持ちでついて行くことにした。
どんなあばら家に住んでいるのかと思いえば、彼女の住まいは思ったより立派なアパートだった。
エアコン、冷蔵庫、必要なものは全部そろっている。
パトロンがいるのが一発で分かった。
私の雰囲気を察したのか、ジェニーは身の上話を始めた。
まず、例外に漏れずシングルマザーで当時3歳位の女の子がいた。
父親は中華系のオカニモチ(金持ち)らしく、彼女と子供のためにアパートを1年分契約し家賃も全て払っているらしい。
中華系の元カレはGROとはとても身分の差があり結婚なんて出来ないので、子供の養育はするが一緒には住めないということだ。
それが本当だったら、私はこんな場面を見つかったら日には射殺される可能性もある。
しかし、息を吐くように嘘をつくGROの話なので半分以下に聞いておいた方が無難だ。
そして、ジェニーにこう言われたのが強烈なインパクトだった。
「もし近所の人にあったら自分が子供のお父さんだって言ってね」
確かに子供の顔は中華フェイスで、私がお父さんと言っても普通に通りそうだった。
ちなみに定番の質問の結果、ジェニーの血液型はA型だと言っていた。
A型はフィリピンでは珍しく、だいたいO型が基本でその次はB型という割合。
外見命のフィリピーナはとても見栄っ張りだが、シングルマザーが沢山いるフィリピンでもA型のフィリピーナは体裁を気にするのだろうか?
M氏には朝帰りすると暗号を送り、ついにジェニーと一晩夜を明かすこととなった。
つづく
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