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茶番なコロナ対策
私の住むセブ島マンダウエ市はコロナの感染者がセブ市に比べ少ないのにでGCQ(外出OK)の状態を継続中。
先日所用がありマンダウエ市にあるジェイセンターモールへ足を運んでみた。
そこは外国人がビザ申請をするための出入国管理局(イミグレーション)がありまたLTO(陸運局)や社会福祉系のセクションもあるので中規模モールながら割と人が集まって来る中規模ショッピングモール。
サイクロン号(ホンダ110cc)に乗って出かけたのだが、思ったより交通量が多かった。
世間は無理やりでもノーマルに戻ろうとしているように感じられる。
さて、ジェイセンターの様子だが、入口のガードマンに体温のチェックを受けクワランティンパス(外出許可証)の提示を求められた。
普通は灼熱の外気に晒されると額の温度が40度を超えてしまうので冷ますまで待機しないといけないのだが、その体温計はまるで玩具で、なんと33度と表示された。
こんな感じでセブ島のコロナ抑制ごっこは続く。
ところで、このクアランティンパス(外出許可証)は1家に1枚だけ配布されるもので、必ずそれを持って外出しなければならないルールだ。
つまり、家族でお出かけは出来ない。
しかし、おかしな事にスーパーの中でも明らかに家族と思われるグループが一緒にショッピングに来ている姿が盛んに目撃されるのは「フィリピンあるある」?
コロナ感染が一向に減らない理由が分かり易い。
借金大会の様子
さて、ジェイセンターモールの中だが、普段の2割程度の客足だ。
店も半数近くはまだ閉まっており、開いてる店のスタッフは皆暇そうにスマホで楽しそうに遊んでいる。
そんな中、エスカレーターを上った最上階の吹き抜け付近にぎょっとするほどの人の行列が目についた。
たしかあそこには社会福祉関係の役所があったはず。
現在のジェイセンターモール全体の様子をユーチューブにアップ動画にて公開中。
開始1分付近に人の群れが出てくる
SSSって何?
SSS (Social Security System)の略で日本の年金基金に相当する。妊娠、傷病、失業、出産、後遺症、遺族年金、災害等の一時金の保障サービスが受けられる制度。
日本もそうだが、年金とは国家への借金だ。
そのツケは次世代へと回り、よほど経済が発展しないかぎりどんどんジリ貧になっていく様子が痛いほど分かる。
コロナで職を失う人
フィリピンは元々働かないタンバイがヒーローの国なので失業者だらけのイメージだが、世界中では2億人近くの労働者が職場の全面または一部閉鎖の危機に直面していると言われる。
最も被害が大きいのは、労働時間が8.1%(フルタイム労働者500万人分に相当)減少するアラブ諸国と予測されている。
特にセブは留学や観光といった外貨を稼ぐビジネスが中心となっていただけにコロナ直撃と言っても過言ではないだろう。
基本的にSSSの借金は給料から天引きされる仕組みだが、職場が閉鎖してしまっていては元も子もない。
結局国家規模でじり貧となって行くベクトルを進んでいる。
コロナ危機を乗り越えた国と取り残される国がはっきりと分かれ始めている。
正に国家行政の質が試されている時なのだ。
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