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フィリピンが万年途上国の理由
フィリピンがいつまで経っても貧しい国であることに色んな意見が集中する。
- 他力な植民地体質だから?
- カトリックが人々をスポイルするから?
- 数字に弱いから?
- 教育レベルが低いから?
世界トップクラスの貧富の差が特徴のフィリピン。
一部の富裕層は無駄に資産を持ち、大多数の庶民は月収が2万円未満という貧困生活。
さまざまな憶測や推測が飛び交うカテゴリーだが、私が痛感する要因の中に「問題解決をしたがらない」という根強い保守性が浮かび上がる。
私の住むセブ島マンダウエ市にある某B級ビレッジでは犬を放し飼いにしている家が数軒ある。
たとえリードで繋いで散歩していても糞を処理するためのスコップやビニールは持っていない。
中でもうちの目の前の家は最も多く犬を放し飼いしており、都合が悪くなると「うちの犬じゃないと」平気で言うサイコ家族だ。
これまでの経緯
数年前、朝ジョグを終えて戻ってくる途中で4匹の犬に襲われた。
幸い噛まれることを免れたが、毎年狂犬病で多くの犠牲者が出ているフィリピンでは犬はとても危険な存在なのだ。
これまで何度か放し飼いの犬に関する記事を書いたが、一度だけまぐれで役所が捕獲にきた。
その後暫らくは平和な日々が訪れたがバカの一つ覚えのように新しい犬を補充し再び放し飼いを続ける有様。
顔を見るたびに直接文句を言ってみたものの暖簾に腕押し。
一体どんなメンタル構造をしているのがとても興味のある研究対象だ。
フィリピンの役所というところがまた問題を解決するのを嫌い、わざと問題が途中で頓挫するような複雑な仕組みを作る。
まず、ビレッジプレジデントを通じバランガイにレターを出せと言う。
しかし、フィリピンという怠惰のお国柄ではそのレターは誰かの所で止まり放置されてしまい永久にお蔵入りというわけだ。
最後にレターを出したのが2年前だったがノーアクション。
いっそ引っ越そうと思い付近のビレッジを探したが、現実問題として犬の放し飼いはフィリピンのスタンダード。
フィリピンという国にいる限りこういう問題から逃げられないようだ。
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フェイスブック効果
先日、放し飼いされている犬の動画をフェイスブックへアップ。
もちろんビレッジ名と無能なバランガイの実情もセットで言及してやった。
この前うちの目の前の家が犬を放し飼いにしてて迷惑すぎるとフェイスブックで投稿した なぜならフィリピンはFB大国でツイッターしない
中途半端に飼われてる犬問題がビレッジ内で炎上中🔥🔥 pic.twitter.com/UwkV3wAzWA— モト ボサツさん@子供と成長中 (@motobosa02) August 12, 2020
口コミによる伝達スピードの速いフィリピンではこの情報が瞬く間に回るのが凄い。
最終的に通報され、ビレッジの役員をしている熟女チナイ(熟女な中華系フィリピーナのこと)とティムのバトルが始まった。
「ビレッジの名前出すの止めてくれる?」
「コロナが収まるまで我慢してよ」
「確かにそうだね。。。」
犬を駆除してナンボか貰えるならこの件に対して協力的になるのだろうが、無償で行う公共の福祉という精神はほぼないのでなかなか動こうとしない。
実際に放し飼い犬を迷惑に思っている住民は他にもいる。
例えばうちの2軒隣のフィリピーノは座敷犬を飼っているのだが、毎日夕方になると散歩に連れだす。
その時に放し飼い犬がいたら座敷犬を取り囲んで威嚇攻撃を始め大騒となるのだ。
また各家庭のゲートの隙間から庭へ侵入し糞をしたり、ゴミ箱をあさったりやりたい放題。
狂犬病のリスクも高く、隣の家の人は遊びに来た友人が噛まれそうになったとボヤいていた。
しかし、それだけ普段から迷惑をこうむってボヤいているにも関わらず泣き寝入りがDNAレベルまで浸透している。
いざティムがジョイントベンチャーを組んで役員に直談判しようと持ちかけてもなかなか動こうとしない。
問題を解決したがらない人々!!
フィリピン人は問題を解決するのが大嫌い。
つまり改善という概念が全くないのだ。
まさにこの気質がフィリピンを途上国から抜け出せないガンなのだ。
ティムが強引に役員とのミーティングをとりつけ各家庭を訪問して渋々参加を承諾したのだが、当日の朝だれも参加しないというフィリピンあるある。
ミーティング開催の結末
普段犬問題でぶつぶつ言っている近所の住民たちは問題解決に動こうとしない。
うちのティムだけが一生懸命動く。
そして、うちのガレージがミーティング会場となれば口先だけのピノイたちも強制参加となるだろう。
私は朝からガレージにプラスチックの椅子を5脚並べ会場の準備を行った。
そうなのだ。
私が会議に入ると100%火に油を注ぎ逆効果となってしまうのはティムが一番知っている。
今回はティムにお任せで様子を見ることにした。
8月13日午前10時半、ミーティングは開催された。
本当は10時の予定だったのだが、安定的にフィリピン人はダラダラと遅刻してくる。
会議は1時間強で終了したのだが、決まったのは下記の通り。
- ビレッジの幹部会でミーティングを開き、飼い主へ警告書を作成。
- その後犬の放し飼いを再度行ったら裁判に持ち込む。
バカなのか、本気で解決する気がないのか。。。
実効性の全くない結末にフィリピンらしさが止まらない。
フィリピンの裁判はダラダラと10年位かかり、そのうち案件は風化して全員が忘れるという流れ。
最も効果的なやり方は今後犬の放し飼いを見つけたら役所の担当者へ速攻で連絡し、1匹1000ペソで捕獲して貰う段取りをつける!!
おそらく電話した途端10分以内で駆けつけてくれるだろう。
また続きをレポートしたいと思う。
追伸
犬を大人しくさせる超音波のアイテムがあるが、どれほどの効果があるのか大変興味がある。
もし知っている方がいればコメント欄へ情報を頂けたら幸いだ。
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