Abelleana高校の生徒の群れが歩道狭しと座り込んでいた。
今から皆で遠足にでも行くのだろうか?
まるで腹筋でもするように後頭部に手を回している生徒が目についた。
地震訓練?
計画的に何かを予期して準備することが大の苦手な人達にしては立派だ。
地震に対してはよっぽどトラウマがあるのだろう。
昔は地震台風のない守られた島と言われていたセブだが、2012年突然様相が変わった。
ネグロス沖地震。
体感震度3~4程度。
日本だと日常のレベルだが、セブは大パニック。
生まれて初めての地震でそりゃもう天変地異が起こった気がしました。
怖くて建物の外に飛び出しました。一番先に逃げるガードマンのあとを必至に追いかけました。
津波が来るぞと叫びながら皆山の方へ逃げ始めましたのでそっち方面の道路は超大渋滞。
歩道橋の上に逃げようとしたらもう既に人が鈴なりで入れませんでした。
アイソッス(やだやだ)!
サンスター新聞より一部引用
それから翌年の2013年10月15日あの地震がやってきた。
震源地はボホール島。
地震の規模はM7.2で直下型。
私の住むセブは震源地ではなかったがもうだめじゃと思う程揺れた。
その時割れたガラスで足を怪我してしまった。
道路に出来た亀裂。日本だと1週間で復興するが、フィリピンだと早くても1~2年かかるのだ。
フィリピン人らしくない神妙な顔で電話中の老人。
この人は建物の持ち主だろうか?
建物が崩れて潰される車。
どうせ100%自動車保険に入っていないから保険会社は安心。
セブ唯一の観光地サントニーニョ教会も大打撃を受けた。
復旧作業をゆっくりしているが2016年7月時点でまだ完成していない。。。
私の大学の教室もついでに崩れたので仮設教室でおこなった。
私にとって毎日が災害。
停電、ネット不通、大渋滞、遅刻、ドタキャン、納期の遅れ、大気汚染、デング熱 etc。
目的は生きる事。
3年に1度だけ日本に戻るが、その時そりゃもう全てが天国に感じる。
最高の贅沢は最高の空腹によって作られるのだ。
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