コロナ帰国後の生活

【働く老人】外国人が衝撃を受ける日本の闇|高齢者の労働は権利か義務か?!

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2013年~2016年 モトボサツ勝手にブログセブ島編 カテゴリー別

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【シーズン1】モトボサツ勝手にブログセブ島編|カテゴリー別記事

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高齢者が働くのは権利か義務か?

 

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世界一周旅行から戻ったすべての人が口をそろえて言うことはこれだ。

「日本が一番いい国だと分かった」

世界の素晴らしさを知ろうと2年以上かけて世界中を放浪した挙句それに気付かされるための旅というと皮肉さ満点だが、同じ日本というリソースを最大限に感謝し味わうためには他所の飯を食う事が必要なのだ。

私は世界を知らないが、アジアの底辺付近であるフィリピンで長年生活し、一般のフィリピン人とほぼ同じ生活基準を保っている。

だから現在の日本はすべてがアメージングであり、日本に慣れないうちに新生活で受ける日々の衝撃を記事として日々記録している。

今回はうちのティムが初めて日本にやって来た時の「働く老人」への衝撃を中心に書いてみたい。

 

空港や駅で見かける老人労働者

 

10年前、うちのティムが初めて日本へ上陸した時の事だった。

セブの空港でイミグレーションの女性職員から30分ほどネチネチと嫌がらせを食らった。

海外へ出るフィリピン人のイニシエーションと呼ばれる同胞からの嫌がらせシリーズだ。

日本国から入国を許可された証拠であるビザを持っているにも関わらず、職業や社員証の提示をさせられ、私との関係性や何しに日本へ行くのか等と明らかにパワハラ認定の質問が続いた。

それをフィリピン人は「クラブメンタリティ(蟹の心理)」と呼んでいる。

イジメ儀式も一通り終わり出発ゲートへ向かう爽快感と喜びも一入。

そして、待望の日本へ。

成田空港の記念撮影スポットで恒例の記念撮影。

ティムはスービックの日系企業で7年も働いていたと言うが、全ては宇宙旅行へでも行くような異次元の空間であったに違いない。

そしてエスカレーター付近の清掃をしていた高齢者を見て大変驚いた。

 

ティム
ちょっと!なんでお年寄りが働いてんの!?

 

その密かな声には見てはいけない物を見てしまったという気持ちがこもっていた。

 

清掃の仕事は昔からのシニアが行うという常識を持っていたのだが、そういえばフィリピンでは働く老人なんて一人も見た事がない。

日本の高齢者が働く理由とは?

ボケ防止とか健康のために働いているのか?

それとも60歳を超えても働かないと生活できないワーキングプアの象徴なのか?

日本は全ての外国人が感動する素晴らしいクオリティであるが、それを支える裏舞台はとんでもなくブラック。

 

タクシーのドライバーが全部お爺さん

 

日本へ上陸し丁度1カ月経過したが、これまでタクシーに8回乗車した。

運転手さんは見事全員お爺さんだった。

中には「運転を変わりましょうか」と言いたくなる程ちょっと危うい感じの人もいたが、そのうちブレーキとアクセルを踏み間違えるタクシードライバーが社会問題となる日も近い気がする。

しかし、タクシーの運転手さんの業種は本質的にエンターテイナー。

一旦しゃべり出すと信号が既に変わっているのを忘れるほど話に雑談に熱中してくれる。

個人的には高齢者と話すのが大好きなので、それはそれで楽しいのだが。。。

 

権利か義務か?

65歳を越えた日本の高齢者900万人が働くいていると言われる。

私の父がサラリーマンから自営業に転身した時にこう言っていた。

「自営には定年の無かけん、死ぬまで働けるとばい」

ポジティブな表情と意図を持ってそう言っていたので私はその発言に対し違和感を全く持たなかったが、それが権利ではなく義務となると途端に恐ろしくなる。

ところで、フィリピンではタンバイと呼ばれる働かない男がクールでそういうのに限って賢く美人なイイ女を捕まえている。

だから無職が犯罪の一種である日本とは真逆の人生観。

そういう国で長年生活していた事もあり、仕事よりファミリーとの時間の方が大切だと思っている。

だから定年を超えて仕事をするのが権利であれば良いのだが、義務となるとたまったもんじゃない。

 

年金制度が破綻する日本

セブ島生活の「コロナ勝ち組」は年金受給者。

コロナ直前まで7000名いたと言われるセブ島の日本人だが、その殆どが仕事を失い、または子供の育成を懸念し日本へ引き上げた。

残ったのは年金受給者と一握りの人だけ。

生き残るのが使命であると仮定すれば年金受給者は勝ち組だと言えよう。

しかし、その年金も近い将来70歳からしか貰えないようになるという。

高齢化の進む中国も似たような状況だと聞くが、中国人女性は55歳から年金の年金受給資格が発生するという。

実に羨ましい話ではないか。

 

考察とまとめ

経済発展と共に普及した核家族化。

これは個々人の人生を豊かにする方向性のように感じるが、核家族という言葉のマインドを支える自己責任主義によりだれも助けてくれないシングルマザーの地獄を生み出し、生産性を著しく低下させる要因ともなっている。

浦島ボサツ状態で日本へ戻り、みのもんたがお爺さんになり、キムタクが普通のオッサンになっていた。

タクシーに乗れば全員お爺さんドライバーで、昔は公園といえば子供の遊び場だったが、今では老人介護予防施設となっている。

 

 

書店をぐるっと眺めても目につくのは伴侶を亡くした高齢者をターゲットにした書籍。

 

 

老人が国を治め、老人がサービスを提供し、老人が利用する、まさに老人による老人のための老人による日本と言うべき状況。

私が滞在しているのが福岡という地方都市ということもあるが、市営バスの中はデイサービス状態。

データ的には平均年齢23歳のフィリピンと48歳の日本。

私が感じる有効なビジョンはこれまで核家族でバラバラになっている若者と老人のポジションを今一度再編成し、若者が働けるように老人が協力しお互いに背中をかけるようにしていく必要を感じて止まない。

 

ひとりをたのしむ 大人の流儀10

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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