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2013年~2016年 モトボサツ勝手にブログセブ島編 カテゴリー別
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【シーズン1】モトボサツ勝手にブログセブ島編|カテゴリー別記事
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出会いと別れこそ人生の全て
愛車との別れにジワっとするティム様
昨日、ティムからメッセージが入った。
「今日でアミーガ号とお別れだから私はきっと寂しくなる。」
アミーガ号とはティムのマツダの愛称。
新しいオーナーの手に渡る前にピカピカに洗車をして送り出すのだ。
実利主義の権化と言われる「O型の女」はきっと車なんてただの鉄とプラスチックの塊だとドライに捉えていると思っていたのだが、ふふふ、ネグロス島のアイアン・メイデンと呼ばれた無敵艦隊のティム様の目にも涙というわけか?
きょうはティムの悲しい日
愛車アミーガ号とお別れだ
がらんと空いたガレージがその切なさを募らせる😭 pic.twitter.com/JU3GRZmf1a— モト ボサツさん@南国ノンフィクションブロガー (@motobosa02) May 24, 2021
ティムの心境を察しつつ、2017年にエンジンブローで手放したアミーゴ号のことをふと思いだした。
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【エンジンブロー】友よ静かに眠れ
先日セブのマンゴストリートでアミーゴの水温計が急上昇。 「ヤバい!オーバーヒートばい」 直ぐにエンジンを切り、惰性で20 ...
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セブノーマル大学へ初めて通勤した際、ミネラル水の配達の業者と間違われた。
ティムがセブへやって来た日もアミーゴで迎えに行った。
バンタヤン島へフェリーで上陸。
ネグロス島を縦断。
カワイイちゃんが生まれた時にチョンワ病院へ迎えに行った。
そして、最後はカワイイちゃんと一緒にお別れしジプニーで家に戻った。
そういえば遠い昔、日本で車を手放した際、名古屋市の地下鉄の中で感じた空虚感は今でもはっきり思い出せる。
そして北九州へ流れ着き、再び相棒を手に入れた。
雨風凌げて動けば何でも良い。
それが私の唯一の居場所となるのだ。
国道199号線で目があったスバルの箱バン。
ろくにチェックもせず衝動買いの勢いで「コレ下さい」とその日にポンと現金を渡し乗って帰った。
さすらいの軽バンは正に私のアミーゴとなり、第二の人生の冒険へと出発した。
たかが鉄とプラスチックの塊に特別な思いが宿るのは、完全プライベートな空間だろう。
無防備かつ自分に正直になれるサンクチュアリ。
人生のいかなる局面も共有し、自分の全てを知っている友のような存在となる。
ティムにとってはアミーガ号が初めて所有した車であり、あのティムさえも少々感傷的になるのは無理もない。
私もすっかり年をとり、五感の鈍りを自覚してからは遠出のドライブは引退。
どこへ行くにもティムに運転はおまかせ状態だった。
後部座席でカワイイちゃんと戯れる方が楽しくなった。
セブ最後の日、私はあの車でマクタン空港まで運ばれた。
家族の見送る姿がとても切なかった。
この思い出もあの車と強烈に結びつくのだろう。
2021年2月9日はモトボサツ氏がセブを去った日
ティムのマツダ(通称:アミーガ号)でマクタン空港まで送ってもらった。私としても非常に想い出深いイベントだ。 pic.twitter.com/E0xZseiI96— モト ボサツさん@南国ノンフィクションブロガー (@motobosa02) May 25, 2021
フィリピンには日本からの中古車が沢山入って来ており、左ハンドルにコンバートされ再利用されている。
中には感傷的に涙の別れをした前オーナーもいるのかもしれない。
日本の古い考えとして「九十九神」というものがあり、そこでは全ての物には魂が宿ると言われるが、物に魂を宿すも宿さないもその人次第。
私は車のことをたかが鉄とプラスチックの塊とは思わない側の人間だ。
皆さんはいかが?
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