3月14日午後9時半頃、帰りのタクシーの中で今日がホワイトデーだったことをふと思い出いだして変な汗が出た。
バレンタインデーのお返しをしなければならない日だったのに、またやっちまった。。。
いや、ギリギリその日に思い出しただけでも偉いのかもしれない。
そんなわけで家に戻り、率直に誤り翌日SMで食事とかしようと低姿勢で臨んで事なきを得た。
翌日仕事帰り、前日の補填のためにティムとカワイイちゃんの待つSMシティーセブへ出かけた。
待ち合わせ場所へ向かう途中、ドーナツ店JCOの前に物凄い人だかりが出来ていた。
「事件か事故か?」野次馬だらけのフィリピン。
人だかりを見ると直ぐにトラブルを想定してしまう。
しかし、今回はJ.COの店内へ続く長い行列だった。
5周年記念ドーナツプロモ!
2ダースで500ペソ。。。ここまで人が群がるほど安いのか?
現場の交通整理のため店外に出ていた女性スタッフに聞いてみると、普段は2ダースで625ペソらしい。
何時間かかってドーナツゲットできるのか聞いてみたら、いつもの口をへの字に下げた顔でアンボットサー(知らん)と言われた。
2ダースで625ペソが500ペソに下がるともう大事件となるのだ。
最後尾からの様子。
きっとドーナツにありつくまで2時間はかかるだろう。
店内はどんな様子なのだろうか?
店の裏側からの様子。
とにかく凄い!!
何が凄いかって、フィリピン人の食への貪欲さと暇さだ。
125ペソの割引をゲットするために2時間かけることができるのは率直に凄い!
スローライフって素敵やん!
一方、同じフロアーでポツーーーーーンと佇むダンキンドーナツ。
まるで禅寺のような静寂に包まれる。スタッフもディープな瞑想に耽っていた。
「そげんドーナツ食いたかったらもうここでいいやん!大して変わらんやろ?」
2箱で500ペソ。125ペソ引きされているとはいえ、庶民の日当を超える金額だ。
でも、きっと家に戻ってこういうのだろう。
安かったダカラ「バラト ラ!」
私は知っている。
キャツ等はドーナツ食いたいのではない。
割引で普段より安くなっているから買いたいのだ。
これがフィリピン魂だ。
必要だから買うのではない。
物理的お買い得感に動かされやすいのだ。
だからBuy1take1でお馴染みのエンジェルズバーガーは国民的アイドル店へと成長できた。
いらないものをどんどん買うマインドがこの国の経済の屋台骨だ。
時は金なりという人工的格言はフィリピンの前ではただの屁理屈。
食欲、性欲、睡眠欲。
動物の持つ基礎的欲求にとことん忠実な国に私は住んでいると毎日確信しながら生活している。
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