フィリピンは典型的な身分社会。
士農工商的な分け方は無いが、オカニもった人とそうでない人との意識の差は果てしない。
昔、セブマクタン島の中央部にあるガイサノグランドモールの脇を車で通り過ぎた時、一緒にいたドクターに言われた。
「モトボサツさん、ワシはここ一回も利用した事ないよ」
ガイサノグランドモールは庶民が行く場所であり、ドクター様が利用する場所ではないらしい。
日本でそれを言うと傲慢な野郎だと言われてしまうが、フィリピンとはそういう国なのだ。
世の中オカニか権力次第。
そこを隠さないどころか逆にひけらかすあたりはやはり正真正銘の発展途上国。
この国の権力の権化は公務員。
警察を含め権力の振りかざし方はハンパ無い。
「自分ってジーザスから選ばれて偉いからそこに座っている」とガチで信じている。
とあるフィリピンを分かっていないフィリピン人が公務員の無礼な態度に腹を立て、フェイスブックで炎上させた模様。
舞台となったのはPAG-IBIGと呼ばれる住宅ローン関係の役所の窓口。
正式にはHMDF (Home Mutual Development Fund)と呼ばれ、毎月100ペソの積み立てで住宅購入時のローンが組める。
たったの100ペソ?と思ってもここはフィリピンダカラ!
「あの女の態度は何なんだ!?」
窓口の女性の態度がけしからんとセキュリティーガードに言った。
ガードマンに言っても仕方がないと思うのだが、まあいいか。。。
“GUARD!!! GUARD!!! KAUSAPIN MO NGA YANG BABAE NA YAN!!!! YAN!!! YANG NAKA PINK NA BABAE NA YAN ( DINUDURO YUNG BABAE) HINDI MAG BASA!!!! WAG MO PAPALAPITIN SAKIN YANG BABAE YAN!!! DAHIL MAPAPATULAN KO YAN!!! Bwisit!!”
セキュリティーガードはこう答えた。
「あれ、フツーだよ、だって公務員ダカラ」
模範解答な気がする。
しかし、バカとハサミとフィリピン人は使いよう。
少し仲良くなれば、物凄いVIP対応をしてくれる可能性がある。
これぞ正しくアンフェアアドバンテージだ。
100人待ってても1分後に呼ばれたりする不思議なマジック。
正面からぶつかるとストレス激パタイ(人間の最後に訪れる儀式)必至な国で上手く変化球を投げる練習をしようじゃないか!
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