フィリピンにも一丁前に気持ちよくなるケミカル類ストアがある。
昔からあるローズファーマシーやマーキュリー気持ちよくなるケミカル類は薄暗い感じで期限切れのチョコレートとか平気で売っているフィリピンあるあるな店だ。
店のスタッフもコネ入社なのでブス子やデブ子が多い。
しかし、WATSONSは店の雰囲気も開放的で明るく入るのに勇気は要らない。
いつものパークモール内のWATSONS。
レジの付近に並ぶ様々なパッケージの近藤さんが置かれている。
まるでキャンディー売り場のように色彩に富んだ華やかな雰囲気だ。
ただし、フィリピンで近藤さんは売れない!
だから店からするとこの手の商品はただのパフォーマンスに過ぎない。
しかし、その日は違った。
ひとりのフィリピーノがオレンジ色の箱をおもむろに掴んだ。
年のころはそうさのぉ、58歳位か。
通説によれば性欲はパタイ(人間の最後に訪れる儀式)ぬまで残るものらしい。
そしてフィリピン人とは思えない迅速な動きで左側のカウンターに近藤さんの箱をポンと投げ出した。
「うおおおおおぉ、ついに買うのかぁぁ!?」
私は自慢じゃないが、フィリピンでただの一度も近藤さんを買うフィリピン人を見たことがない。
すると、レジのスタッフが無情にもこう言った。
「あちらのレジへお並びください」
彼の顔はちらりと別のレジを見て絶望的な表情になった。
女性客ばかり並んでいるじゃないか!
そんな中近藤さんの箱だけを持って並ぶと恥ずかしすぎる。
「やだぁ、このおじさん、今夜イヨットするつもり?」
みたいな結末が瞬時に思い浮かぶ。
わかるぞぉ、その気持ち!
フィリピン人のくせに近藤さんをちゃんと使うなんて偉いじゃないか。
私はそのオッサンの事を暖かい眼で観察した。
しかし、彼は結局近藤さんをカウンターへ置き去りにしたまま、ワトソンを後にしてしまった。
日本ならアマゾンとかで即日近藤さんがやってくるのだが、フィリピンはまだそんな段階ではない。
近藤さんをどうやって安心して買わせるか。。。
これは今後のフィリピンの人口バランスにかかわる需要な課題である。
しかし、中国で話題の自動コンビニは近藤さんも周りを気にせず変えるのが人気の秘密だとか。。。
フィリピン人でも近藤さんを買う人がいるということが分かった。
これは私にとって歴史的瞬間。
今後のブログ展開に大きな変革をもたらす出来事だといえよう。
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