「モトボサツさん、昨夜はAリーナ行って安達祐実似の子を連れて帰りましたよ!」
「で、どうでした?」
「うーんやっぱ同情するならタガイコクワルタ(オカニくれ)って言われました(苦」
安達祐実はフィリピン顔。
けっこうその辺に居る感じだ。
フィリピンで夜遊びする日本人男性はわりと安達祐実系を選ぶ。
フィリピンに嵌る日本人はわりとアレなのか?
彼女が子役時代出演したドラマ家なき子で残した名セリフ。
「同情するなら金くれ」
日本では金の無い人間が持っている人間に要求する行為を「金の無心」または」金を無心する」という言い方をする。
無心は遠慮は配慮の無い様子を指す。
「無心する」または「無心だ」のように時にサ変動詞の幹語となり、また時に形容動詞としても使われる。
フィリピンではオカニ持っている人間が持たない人間に施すのが社会循環。
施した人間は徳を積み自己満足にひたる。
施された人間はまるで雨水でも飲むようにろくに感謝もしない。
しかしそこに摩擦は起きない。
日本人が施した場合「全然有難味を感じてない」とか「全然感謝してない」という不満に繋がりやすい。
先日アミーゴで信号待ちしている時、Leona側にたむろしていたストリートキッズたちにロックオンされた。
「あ、ハポンみっけ💛」
一目散に道路を渡りアミーゴめがけてピンポイントで走って来た。
瞬時に日本人を嗅ぎ分ける。
プロ。
25年落ちのアミーゴに乗っているようが高級車に乗ってようが迷いが無い。
取り易いところから取る。
シンプルだが有効な生きる掟だ。
以前はストリートキッズに囲まれた時用に飴玉をダッシュボードに沢山入れていたが、
エルニーニョの暑さでベタベタに溶け出すようになったので、朝からパンの耳をビニールに入れるようにした。
パンを見せても首をふり「同情するなら金くれ」とばかり、ギアボックス付近にある小銭を指さした。
頃合い良く車が動き出した。
私は窓を10センチだけ開けパンを無理やり手渡した。
その後その辺に捨てたのか食ったのかどうでも良い。
フィリピンに来て学んだ事。
相手の気持ちを心配するよりまず我が自己満足を優先する。
これは非常に人生を贅沢に過ごすために不可欠な要素だろう。
しかし日本人とってそこが難しい。。。
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