フィリピンで手痛い洗礼を受け、現在ミャンマーで順調にビジネスを営むJさんから借りた本。
”生きる”
「モトボサツさんと小野田さんってかぶるんですよね」
共通項はフィリピンのジャングルに生息していた点だが、スケールが違う。
既に何回か読んだが自分の受けとめ方が毎回異なるのが面白い。
▶▶”人生の目的は生きる事” (下から7行目)
けして言葉の壁なんかじゃない。
文化の違い?
それなんだか抽象的で軽いな。。。
空気を殴っているような虚しさ。
誰も理解してくれない虚無感に大人げなく泣きたくなる瞬間さえある。
生きる事すら精一杯のフィリピンライフ。
この国は人が沢山生まれて沢山パタイ(人間の最後に訪れる儀式)ぬ。
人生は消耗品なのだと気付かされたよ。
幸せだとか不幸せだとかそんなもん二の次。
一分一秒でも長く生きてやるのが人生の目的だと確信を得た。
”人はみな生かされている”
仏教思想の日本では人生をそう説き、他力感を有難たく思うための言葉遊び。
しかし私のフィリピンライフでは”生かされている”という大船に乗った感の余裕は持てない。
ショッピングモールを歩けば1分で財布や携帯が忽然と消え、
街中のATMマシーンにはスキミングの罠が普通に仕掛けてある。
7月に就任した新大統領は公約通りゴミ掃除を開始。
たった数カ月の間で1000近くのパタイ(人間の最後に訪れる儀式)体の山が出来ている。
適性な教育や躾の無い社会。
人々は刹那的に快楽や気持ちよくなるケミカル類に手を染める。
この国の社会構造が作った犯罪者なのに突然けしからんと大掃除。
登らせた梯子を突然外すような恐ろしい社会だ。
貧困が犯罪を生む?
それも一利あるが、気持ちよくなるケミカル類中毒の元セブ市長は貧困層か?
正義や我慢の見本がない。
この瞬間の快楽さえあれば良というマインドが出来てしまう。
レールの無い荒野にポツンと置かれ、全ては自分次第。
現代の日本人が一番弱い点はここだ。
年金、健康保険等の社会保障制度の破綻ししたたかな外国人が日本へ押し寄せてくる。
噂通り日本はフィリピンのような荒野になるのか?
狡猾にしたたかに一分一秒で長く生きる事。
フィリピンで予行練習しときますか?(笑
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