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【花と龍と初代アミーゴ】弟に言われた「兄ちゃん怪しかばい!」

投稿日:2016年12月8日 更新日:

hana1

最近なぜか妙に北九州時代の事を思い出す。

私がある日とつぜん「さすらいボサツ」になったのは2005年の事だった。

当時名古屋に住んでいたのだが、人生の歯車が突然狂い始め、運命的に西へ流れた。

行先は北九州若松区という全国でも過疎化トップの地域だ。

花と龍の舞台。

大昔、炭鉱で栄えた小さな街は見事に博物館レベルに時が止まったままだ。

産業遺産に指定されそうな北九州市の中でも軍艦島に近いと言われる若松で人生の再生が始まった。

リカバリーするのではなく、別人になるしか道はない。

名古屋と北九州は同じ日本なのにまるで異国のように環境が異なる。

私の故郷長崎と北九州では同じ九州人なのに言葉や人々の気質が全く異なる。

長崎のイメージは南蛮渡来のカステラなのだが、北九州は基本的にVシネマの舞台になりそうな田舎ヤクザな街だ。

「パッチコンビニイッテクルケェ」

ちょっとコンビニ行ってくるねという意味なのだが、突然言われた北九州弁ではコンビニという単語しか分からない。

当時、精神的に崩壊していた上に妙なカルチャーショックが加わりダブルインパクト。

名古屋で75キロあった体重は2カ月以内で62キロまで一気に減少。

人生という名の見えない敵と常に戦っていたので24時間体制で脂肪燃焼させていた気がする。

皮下脂肪の下の血管をみたのは少年時代以来かもしれない。

岸壁に立ち、知らない海を眺めながらつぶやいた。

モトボサツ
ここはどこ?

ハードな異国を思わせる洞海湾のほとり。

俺はいつの間にか北朝鮮にたどり着いてしまったのだろうか?

既に戻る家も車もない。

中途半端に金だけある浮浪者と言ったところだろうか。

その時に初めて自由と孤独が全くの同義語だと気付かされた。

国道199号線。

若松の中心部を横断する片道2車線の国道。

その傍らに中古車が数台並んで販売されていた。

スバルサンバーさわやか。25万円。走行距離不明。

sbal

本当に知り合いもいない田舎ヤクザ街ではやはりアミーゴが必要だ。

その日のうちに25万円を支払い、書類に署名し、そのまま乗って行った。

ナビの無い車を成り行き任せに運転する。

途中で道に迷い、コンビニで道を聞くも、例のごとく何を言っているのか良く分からない北九州弁。

まさに見知らぬ国。

急に腹が減ったので国道沿いのセブンイレブンへアミーゴを頭から駐車し、おにぎり二つとお~いお茶を買った記憶がある。

わざわざ後部座席に座り車内でそのまま食った。

ハイルーフ仕様のアミーゴの縦の空間は非常に広くまるでキャンプのようで思いのほか楽しかった。

アミーゴの良さは軽さと前後重量バランス。

そしてさらに同じ軽の箱バンの中でもおそらく最も内輪差が短くUターン能力に長ける。

若戸大橋の下りコーナーは時速100キロでも何の不安もなくノーブレーキクリア。

想定以上の能力に大変満足した。

自己歴史ではトップ3に殿堂入りを果たしている。

休みの前日にはアミーゴを道連れに一人中洲へ。

宿泊は博多駅2丁目のサウナ。

博多のオフィス街を素っ裸で見下ろす快感。

そういえば、妻帯時代はサウナでのんびり朝を迎えることなどなかった。

20代前半に過した博多の街も心境が変われば全く違った風景に見える。

まさに第二の人生が幕を開けたのだった。

北九州生活も次第に慣れて来たころ夜の街に繰り出すことも増えてきた。

第二の人生に慣れるための半分仕事みたいなものだ。

もう日本人女性とはきっと縁がない。。。

突然そう思い外国人女性とばかり関係を持つようになった。

その流れで知り合った一人のフィリピーナ。

彼女がモトボサツブログを賑わす元カノTだったのだ。

北九州弁がペラペラの田舎臭いフィリピーナ。

「エマナンション?」今何をしているの?

モトカノT
もし敬語が必要な場合は最後に”デスカ”をつけるダケダカラ

日本人でフィリピン人から日本語を習う機会は少ないだろう。

ある日、弟が北九州へ遊びに来た。

彼と会うのも数年ぶりだった。

積もる話に花を咲かせていると、元カノTが仕事を終えて私の部屋へやってきた。

「お、兄ちゃん、インド人の入ってきたばい!?」

闇の中で目だけがギラギラと見えていた。

長崎では色の黒い外国人は全てインド人という単語で統一されている。

かつての私がそうだったように一般の民間人はフィリピン人と接触する機会がない。

いつも以上にイチャイチャしようとする彼女に動揺する弟。。。

イノセント
そういえば、フィリピンって人前でやたらイチャイチャしてみせる傾向あるよね?

未だにそのシステムが分からないまま生活している。

自分を別人として再生してくれた北九州市。

第二の故郷だ。

まるで動くキャンプ場のような箱バンが大好きになった。

セブでもすぐに箱バンを探して同じシルバーのアミーゴ2号をゲット。

アミーゴ号と俺の旅はつづく。

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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