フィリピンではパソコンの壁紙は自分
先日、同じサンライフの代理店の女性から日本製のペット用品を買いたいので商品案内をトランスレートしてくれと頼まれた。
彼女の実家はダウンタウンでかなり大きなバルクセールの店をやっているちょっとしたオカニモチ(金持ち)。
超下手クソな運転で高そうな白のランクルを颯爽と乗り回している。
そしてお決まりの高級室内犬を数匹飼っているらしい。
とりあえず、セブ島のアヤラモール横にあるホテルのラウンジで待ち合わせた。
インターネット接続が必要なミーティングであればやはりそこがベスト。
彼女は正確に40分遅れてやってきた。
私の調査によるとフィリピン人はどんなに大切な約束でも平均40分遅れてくる。※バーゲンセールは例外
ちなみに最高記録はマニラで4時間待ち。
だから、フィリピン人との待ち合わせ場所には快適に待たせられやすい場所を選んだ方が良い。
彼女は堂々と遅れてきて颯爽とマックブックを広げた。
パソコンを起動すると、思いっきり自分のキメ顔がデカデカとモニターの上に現れた。
うわ~出たぁ!
日本だと痛すぎるド変態だが、実はこれガチで「フィリピンあるある」パターン。
PCの壁紙が自分のセクシー画像とは間違いなく真正ナルシストだ。
国別ナルシスト世界ランカー達
1位 ウクライナ
2位 カザフスタン
3位 トルコ
〜
8位 ブラジル
〜
11位 韓国
12位 フィリピン
このデータは2016年3月に終了したネプ&イモトの世界番付からコピーしてきたものだが、審査基準は1日に何度鏡を見るかということらしい。
つい先日、某銀行に書類の手続に行った時のこと。
フィリピン人にしてはちょっと知的で地味な顔をした女性だったが、携帯待ち受け画面は自分の顔だった。
うわ~また出たぁ!!
携帯の待ち受けは自分のキメ顔をインストール。
私は諸事情によりウクライナとフィリピン両方に詳しいのだが、確かにどっちも病的レベルでナルシストだ。
しかし、本質がまるっきり違う。
ウクライナ人は単純に審美法則に基づき自分の姿を客観的に観察し、自己のビジュアル的魅力を社会のために役にたてようとする意思を感じる。
それはそれでウザいというかキモいのだが、フィリピン人の場合は完全自己陶酔。
風景よりもペットよりも家族よりも自分が大好き。
個人的に自己否定される事の無い社会で育つと自信たっぷり自分大好き人間になれることがフィリピンを通じて分かる。
だから日本のようにわざわざ”自分を大事に”とか”自分を好きになる方法”というタイトルの本は売っていない。
必要がないのでその概念自体がないのだ。
幸せの条件はナルシストであること。
出る杭は打たれる体質の日本とは真逆のベクトル。
実に羨ましい最強のマインドだ。
経済発展、インフラ、治安などあらゆることを犠牲にして成り立つこの自分らしい生き方。
日本人がフィリピン人に惹かれる理由はこの自己への無償の愛にあるのかもしれない。
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