9月に始まったセブのクリスマス。
始まる前だが、もうとっくに飽きてしまった。。。
そして、もうかれこれクリスマスパーティーと呼ばれる集まりに10回以上参加している。。。
しかも今年はネクタイ付の正装だというレギュレーションが多い。
何が悲しくてクソ暑い南国でネクタイをしなければならないのか?
そう思いながらもNOと言えない日本の癖が消えない。。。
とにかく、泣いても笑っても今週がラストスパートだ!
昨日は午後からSMへクリスマスギフト交換アイテムを買いに行った。
恐ろしいほどの人間濁流に飲み込まれる。
トラウマ。
ある日を境に、人混みに行くと思わず戦慄を覚える体質になった。
2016年3月19日。
それは、私にとって生涯記念すべき日だ。
それは”SMで財布をスられた日”なのだ!
”海外 スリ”というキーワードでインターネット検索すると、山のように出てくる事件簿。
もちろんフィリピンでも日本人は日本人が思っている以上に目立っている。
例えば、ショッピングモールの中にいるコンドミニアムや車のセールスマンは目敏く日本人を判別し、スッと寄ってくる。
獲物としてA級ターゲットだ。
私がフィリピン生活でこれまで自分の経験も含め見たり聞いたりしたスリ置き引きのポイントを下記のとおりまとめてみた。
スリのジョブフロー
1)ターゲットを確定する
2)財布の収納場所を確認する
3)タイミングを見て実行
スリになるための本には次のようなことが書いてある。
■独り者より2,3人のグループを狙え
なぜならグループのほうが無防備になりやすい。
そして、つい話に夢中になる瞬間が生まれるため非常に素材として優れている。
■財布の在処を確認するには、レジ等で支払う瞬間からの観察が大事だ
財布を取りやすい所へ入れたターゲットは合格だ。
次のステップへ。
■最も大切な事はターゲットの意識が何かに集中する瞬間
それをどうやって予測し、または作り出すかが最も大切なプロの技。
ターゲットの意識が100ゼロになる瞬間
何かに集中するという事は、裏を返せば無防備になるということだ。
■カメラのシャッターを押す瞬間
この瞬間に意識が集中する。
プロが仕事をする瞬間だ。
スマーイルとか悠長に言ってる場合じゃない。
■小銭をばらまく
これは最もポピュラーな基本的技だ。
床へコインがばらまかれた瞬間、そこへの意識が100になる。
親切心を出して拾ってあげようものなら即アウト。
セブの高級ショッピングモールアヤラのスーパーマーケットでも知り合いの日本人がこの手口で見事にやられた。
■話に夢中
私は完全にこれだった。
特に日本人同士、話に夢中になっていると、まるで日本に居るような気持になり油断が生ずる。
独りより誰かと一緒の時は要注意!
■チェックイン
これもスリからすると美味しい状況だ。
ホテルでチェックインの時、99.9%荷物を床に置く。
フィリピン人が床に物を置きたがらないのは、単に床が汚いからではなく、非常に持っていかれやすい状況だと分かっているからだ。
スタバとかでも床に置いたバッグがいつの間にか消えていたという話をよく耳にするが、床と後ろポケットは既に自分の領土ではないと思った方がよいだろう。
■バスの中で
意外と多いのが、バスで寝ている時に後ろの奴が座席の下の隙間から足を器用に使って荷物を盗るケース。
フィリピン人でも普通にやられているので、日本人だともっと狙われやすいだろう。
■引きちぎり
これはワイルドな犯行だが、ネックレスやピアスなど貴金属を後ろから引きちぎって奪うケース。
ピアスの穴が縦長に伸びている女性がいたらその被害者だと見てよいだろう。
特にジプニーに乗っている時、バイクに乗った悪党に後ろから襲われやすい。
見た目が命なフィリピンだが、もうそろそろネックレスや宝飾品で外見を飾るより、むしろ内面を磨くことを意識したほうが良いだろう。
財布スられて変わった人生観
不覚にも財布を盗まれて私の中で何かが変わった。
自分自身がスリをやる側の目で他人を観察するようになった。
今なら確実に盗れるなと思える人をたくさん見かける。
そして、犯罪者目線で自分をチェック。
今、俺は獲物としてどれくらい美味しいのか?
パソコン用のウイルスバスターを元ハッカーの知恵を使って作るように、犯罪者目線で自分をいつもチェックしてみる。
フィリピン人から見て自分は今どう映っているのか?
相手の立場で自分を客観的に見る癖。
それがフィリピンライフを楽しく、有意義にするポイントかもしれない。
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