【フィリピン人も捨てたもんじゃないシリーズ】
究極のワイルドモンキーパークとか言われ続けて400年のフィリピンだが、そんな中で稀に遭遇する光が眩しい。
今回はある新聞配達人を紹介したい。
十年以上の長きにわたり、雨の日も風の日も朝早くから新聞配達をし続ける男。
三日坊主天国フィリピンの中では超変態の部類に入る。
朝からピーという彼の指笛が聞こえると、私は15ペソ握り、ゲートの外で彼を待つ。
まるで私はパブロフの犬状態。
新聞は10ペソなのだが、5ペソはチップだ。
彼はどんな日も笑顔だ。
生まれつき笑ったように見える顔のつくりをしているだけなのかもしれいないが、彼の顔を見ると一瞬救われた気になる。
彼の配達範囲はマンダウエ市からセブ市へと広範囲にまたがり、アヤラ付近のホテル、ラモス通り、ダウンタウン。
神出鬼没な彼と意外な所でバッタリ会うと、まるで懐かしい友人に会ったような気持ちになる。
実直なフィリピーノ。
フィリピンも捨てたもんじゃないのか?
スペインがカトリックを持ち込みフィリピン人を骨抜きにする前は、ひょっとしてフィリピン人は今より我慢強かったのかもしれないなと遥か昔を偲んでみる。
さて、コーヒーでも飲みながら彼から買った新聞でもじっくり読んでみるかな。
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