Bisdak:ビサヤ上等
昨日に引き続き、今回はセブタクシー攻略法の行先編。
これが普通に出るようになってしまうともう二度とノーマルな日本人には戻れなくなるだろう。。。
その覚悟がある人だけ続きを読んで頂きたい(笑
タクシーに乗った瞬間、テンション高くビサヤ語でわざとらしく挨拶する効果は昨日のブログに掲載した。
そして、今日は、行先の説明の具体的な技に入りたいと思う。
セブのタクシーの運転手はアヤラとSMとサントニーニョ教会位しか知らない。
もし目的地の地図や住所を見せた途端沈黙が漂うケースが多い。
セブあるあるというか、終いにはまるでこっちが変な人扱いされてしまうだ。
だから、まるで”初めてのお使いの小学生”へお母さんが説明するように超具体的にかみ砕いて説明しなければ、変な所へ連れて行かれてしまうだろう。
行先の説明方法 その1 基本センテンス
タクシーに乗ったら当たり前だが、行先を伝えることになる。
しかし、その前にもう一つドライバーに対し念のためジャブを出しておくのが良いだろう。
Kuya Kanang。。。
クヤ、カナン
クヤの事をクーヤと言っている人をよく見かけるが、それは平安時代の空也上人と間違えられてしまう可能性がある。
クヤァみたいにクを短く言ってヤァにインパクトが集まるように言うのがコツ。
クヤは基本的に年上の男性を指すが、たとえ、ドライバーが少し自分より年下ぎみであっても構わず使ってよいだろう。
「クヤァ、カナン」の技を出した瞬間、相手の距離から外れることになり、ホイホイとした観光客とは違う扱いになるはずだ。
一呼吸おいて、本題に入ると現地民っぽい。
例えば空港のインターナショナルゲートまで行く場合の例。
Kuya kanang...sa ariport ra ko, international gate.
クヤァ、カナン...サ エアポート ラ コ、インターナショナルゲート。
場所の前にSA(サ)が付くのはタガログ語も同じ。
行先の説明方法 その2 ランドマークを使った説明
繰り返すようだが、セブのタクシーの運転手には地図も住所も通用しない。
よく、「住所分かってるんで大丈夫です♡」と大船に乗った方を見かけるが、100%ムリ。
頭の中にはジョリビーの所在地しか明確に入っていないドライバーが多いのだ。
※フィリピン人はジャリビーと呼んでいる
マボロ地区のバーガーキングへ行く場合、並んでジャリビーがある。
だから、マボロ地区のジャリビーの手前と言ってやれば喜んで走り出す。
ジャリビーの手前という場合、bag-o mag バッグオマグ JollibeeでOK。
アヤラ付近からマボロ地区のジョリビーの手前にあるバーガーキングに行く例。
Kuya kanang...sa Burgerking mabolo bag-o mag Jollibee..
クヤァ、カナン...サ バーガーキング マボロ バッグオ マグ ジャリビー
道なりに並んで建つ建物の場合、進行方向に向かって手前か先で言い方が変わる。
もし、手前のフーダを使った説明をした場合はこうなる。
Kuya kanang...sa Burgerking mabolo unahan sa Fooda.
クヤァ、カナン...サ バーガーキング マボロ オナハン サ フーダ
もし、向かいにKFCがある場合、それを使った説明をしたい場合はこうなる。
Kuya kanang...sa Burgerking mabolo atbang sa Jollibee..
クヤァ、カナン...サ バーガーキング マボロ アトバン サ ジャリビ
アトバンの発音について、カタカナ表記するとアットバンになるが、ト音はトォとならずにォ音を削除し、舌が上の歯の裏にくっついて終わる。
場所の前にSA(サ)が付くのはタガログ語も同じ。
行先の説明方法 その3 裏手にある場合 sa luyo
もし、目的地のバーガーキングがジャリビーの裏に隠れているような場合はsa luyoを使う。
土地区画整理があっ国なのでこのパターンは非常に多い!
Kuya kanang...sa Burgerking mabolo sa luyo sa Jollibee..
クヤァ、カナン...サ バーガーキング マボロ サ ルヨ サ ジャリビー
sa luyo sa サ ルヨ サを海馬に記憶しておくと非常にパッケージ感覚で使いやすい。
行先の説明方法 その4 向かって隣り合わせの場合 tapad sa
もし、目的地のバーガーキングがジャリビーの隣にある図の場合。
右でも左でもとにかく隣に見える場合はtabad sa タパッド サの技を使う。
これも最後のド音がドォとならずドとなり舌が上の歯の裏にくっついて終わる。
Kuya kanag...sa Burgerking mabolo tabad sa Jollibee.
クヤァ、カナン...サ バーガーキング マボロ タパッド サ ジャリビー
やたらと、舌を上歯の裏にくっつけて終わる音が多いので、ビサヤ人の英語はスタッカートが効いた詰まる感じになりやすい。
例えば、よく語学学校で使われているTalk Talk Talkというスピーキングのテキストブックがあるが、ビサヤ人に言わせると英語の講師であってもついトックトックトックとなってしまう。
ぜひその辺のフィリピン人でお試しを(笑
あと関係ないが、ビサヤ語を話すと、フィリピン人から喜ばれるが、KTV等の夜の店で全然モテなくなる。
鮮度というかカモ感というか、親切にしなくてもこの人はダイジュブという感じで急に素モードに切り替わる。
トイレ終わりのオシボリの渡し方も両手じゃなくて片手だったり。。。汗
ビサヤ語のアドバンテージがタクシーの場合は有効に働き、対エンターテイナーにはネガティブに働いてしまうのだ。。。
さて、明日は大詰め。角を曲がらせたり、降りるまでのフレーズです。
ぜひお楽しみに~
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