治安の悪さが真っ先に心配されるフィリピンだが、現地で生活している身からすると、治安よりもまず健康上のリスクのほうが断然高いといえる。
率直に言わせてもらうと医療レベルは恐ろしく低い。
さらに日本のような国民健康保険制度が整っていないので、民間の医療保険でカバーしないとそのうち医療費破産してしまうだろう。
悪かろう高かろうの医療後進国の中で健康を損なった時の絶望感は半端ない。
最近急増しているHIVやデング熱よりもフィリピン人の天敵は糖尿病なのだ。
現在600万人以上の糖尿病患者を抱えるフィリピンでは6秒ごとに一人が糖尿の合併症で命をおとしている。
フィリピン人だから糖尿になるのではなく、フィリピン人の食生活そのものが糖尿病まっしぐらと言える。
まず野菜をほとんど食べない。
つまり、野菜嫌いな子供が意識改革なく体だけ大きくなったような人たちなので、もしフィリピンに大人向けのギガ盛りお子様ランチ専門店とかあれば爆発的にヒットする予感が濃厚にする。
さらにレチョンバブイに代表されるようなオイリーなものが大好きで、食事のお供にコーラやスプライトがセットでついてくる。
毎日そんな生活をしていれば成人病になるなと言うほうが無理だろう。
そんな環境の中で日本人だけの一人暮らしでもついつい野菜不足に陥りがちだというのに、フィリピーナと暮らす日本人男子も糖尿病の危険にさらされていく。
うちのティムも普通にフィリピン人なので、てんこ盛りのライスや甘いものが大好き。
以前は夜10時頃ケーキがどんと目の前に置かれたりしていた。
基本的に嫌いじゃないので、それを断る鉄の決意が揺らぐことも多々あった。
糖尿トラップの国で生活している方は少なくとも年に1度の糖尿病チェックをおすすめしたい。
HbA1cという血液検査
採血するだけなので楽勝。
一般的タイプは200ペソ程度でできるのだが10時間の絶食が必要だ。
しかし、最近では1000ペソで手っ取り早くやるタイプの血液検査もある。
私は今回急に思いついたので1000ペソの高いやつをやってみた。
5.6%とは一応ノーマル扱いだが、ギリギリな感じが否めない。
もし日本で生活していればもっと低く出ていたはずと悔しがっても始まらない。
つまり私は若干予備軍に入るということだ。
このテストはそのままドクターの診断なしでそのまま検査室へ申し込めばよいので手軽に行うことができる。
誕生日に糖尿病チェックするとか習慣化してもよいだろう。
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