「みんなの日本語」の正しい使い方
日本語教育のバイブルといえば言わずと知れた「みんなの日本語」。
そのテキストブックではダイアログを中心に文字・語彙・文法・読解を総合的に学習するシステムとなっているのだが、登場人物でマイクミラーというパツキンのアメリカ人男性がいる。
歳の頃はそうさのぉ、30歳位か。
ケントギルバートをモチーフに作成したと思われる(モトボサツ勝手に憶測)。
この人が中心人物となって会話が展開していくのだが、マイク・ミラーさんをもっと掘り下げようとする動きが近年にわかに起こっている。
日本版の歌もつくろうぜ
台湾の歌の中に出てくるマイクミラー氏
台湾のYoutuberのHowHowさんが作った歌の中にみんなの日本語とマイク・ミラー氏が登場する。
彼もきっと日本語をみんなの日本語でさんざん勉強したのだろう。
歌詞の内容に脈略はないけどこれでいい
こんにちは、これは何ですか?
えーろ(と)
ああワインでぇすぅ
あのマイク・ミラーさんはアメリカから来ました
傘、駅、椅子、会社 大好ぅうきぃ
うるさい
俺はみんなの日本語しか学ばないから
不機嫌ならお前がやれよ
文章に脈略がないのだが、そんなことはどうでもよい。
要するに歌の歌詞に適当に好きな日本語を入れて歌って覚える。
このメソッドはありだ!
歌とは元来そういうもので日本の歌謡曲だって随分と意味不明な歌詞ばかりなので心配することはない。
いきなり脱ごうとするマイク・ミラー氏
会話が面白い
ミラーさん下着は脱がなくていいです。
今晩一緒に黄色い泡の出る液体を飲みませんか?
分かりました♡
小説 ミラーさん
これは日本語の教科書みんなの日本語(スリーエーネットワーク)の登場人物の一人マイク・ミラーさんが主人公の小説です。
小説に出てくる単語や文法は殆どみんなの日本語初級1、2で習うものです。またみんなの日本語の会話や例文練習問題なども内容に反映されています。
ぜひ復習しながら小説を楽しんでください。
マイクミラー、佐藤、松本、木村etc みんなの日本語の登場人物がちゃんと出てくる。
ミラー氏がみんなの日本語初級1では大阪勤務しているのだが、大阪が舞台になっている。
大阪弁が会話に入っているとかなり現実的になるのだが、さすがに外国人の日本語学習者が読むと理解不能だろう。
実際、どのテキストもそうなのだが、何の前触れもなく必須センテンスが出てきてそこにリアリティがないので状況が胎の底まで落ちない。
みんなの日本語をいきなりやるよりもこの小説ミラーを穴があくまで音読するほうが実践力が身につくと私は考える。
奥さんやGFに日本語をやらせたいと思っている人はぜひ試してみて頂きたい。
その上で満を持して「みんなの日本語」をやれば、既にマイクミラー氏をはじめ出てくる登場人物に対して造詣は深く更に愛着もある状態なのでアドバンテージを担保しつつ楽しく学習できるだろう。
またフィリピン人の場合、起承転結のように脈略のある話の流れが苦手なので、そういう側面のトレーニングにもなる。
小説ミラーさんぜひおすすめの一冊である。
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