日本人は「TOEIC満点」という響きに弱い
そう言いながら強がり言っているティムも実は日本に住みたがっている。
実はあまり知られていないが、天ぷらよりシメサバのほうが好きなフィリピーナは多いのだ。
天ぷら専門店よりシメサバ&ラーメン店のほうが繁盛するのでは?
ところで、身も心も日本に戻れないモトボサツ。
祖国日本は私にとってはすでに異国だ。
というと現地で超ウケる。
しかし、カワイイちゃんの教育や医療のことを考えると日本の環境に圧倒的な軍配が上がるのだ。
私は10年以上日本に税金も年金も健康保険料も払っていないが、できれば日本の都合の良い部分だけを上手に使いたいと今更ながら思っている。
努力とか泥臭いこと大嫌いな典型的なフィリピン人。
先日こんなことを言わせてもらった。
申し訳ないが、それが世の中の現実だ。
私は一応日本人だが、「フィリピンに住んでいます」と言った瞬間、相手の表情が一瞬変わるのを見逃さない。
人間なんて99%先入観で構成される。
仮に10年ニューヨークのウォール街にある某金融機関で働いてました♪とウソを言えば扱いは120%変わるだろう。
かつての私がそうであったように、一般的にの日本に住む普通の日本人はフィリピン及びフィリピン人のことを一種の病原体みたいな感覚で見てしまう。
しかし!!
世界一のブランド好き日本人は水戸黄門の印籠みたいな「TOEIC満点スコア」がさえあれば例えフィリピン人であろうともその点に関しては「凄いね~」となるのだ。
だからティムが日本へ住むのならせめて「TOEIC満点で武装しろ」と去年あたりからずっと言っているが全然準備も何もしない。
物欲小魔女の急所ついて物でつる高度な戦略だ。
先月からずっとうわごとのように「Under armour(アンダーアーマー)」の靴が素敵だとか言いながらわざとらしく私をショップ付近へ誘導したりしていたのだが、案の定「靴」というキーワードに飛びついてきた。
公式問題集 Reading and Listening4
まずは本試験の前にそうやって公式問題集でその気にさせるしかない。
もし公式問題集で900を超えていればゴールがみえてやる気になるかもしれない。
朝から2時間、私はボクシングジムへ行き、カワイイちゃんは向かい側の近キッズハウスへ遊びにいった。
そして時間通りに家に戻り採点をしてみた。
- リスニング3か所間違い
- リーディング全問正解
ティムは本が大好きで、しょっちゅう分厚い英語の本をトイレの中で読んでいる。
だから、いきなりテストしてもそこそこの高得点は取るだろうと思っていたが、読解全問正解にはちょっと鳥肌がたった。
しかし、聴解問題で3か所間違っている。
しかもかなり簡単はところだった。
日本人のTOEICチャレンジャー達が苦戦するのが圧倒的に読解部分なのだが、フィリピン人の場合は逆に聴解で苦戦するのだろうか?
映画館でわかる聴解力
フィリピンの映画館ではハリウッドのヒーロー物が人気だ。
https://www.instagram.com/p/BwyOEGTBw4A/?igshid=geuh2taua3s
スクリーン上に字幕は一切出ないのだが、ジョークを言う場面では会場が一斉に湧くので当然内容が分かっている。
フィリピン人の英語が偽物だとかいろいろ聞こえてくるが、少なくとも聴解力は結構あると感じる。
イギリス英語がダメ
聴解の部分が3か所間違い。
たとえば、最初の間違えはパート3の9番の問題。
「Where did you leave your bicycle? どこに自転車置いてきたの?」
かなりビギナーでもわかる内容だが、何を勘違いしたのか逆に興味をそそる。
やたらとアメリカナイズされたフィリピンではRの強いアメリカン風な英語が上手いとそれがステイタスだ。
それはフィリピン新時代の富裕層のたしなみともいえるのだ。
富裕層の集まるZink(エアロバイク)ジムでもアメリカ英語真っ盛り。
「R」音が命のアメリカン英語にかぶれすぎるとイギリスやオーストラリア英語の控え目な「R」が聞き取れない。
他の間違い2か所もチェックすると全部イギリス英語だった。
フィリピン人が英語公用語なのにTOEIC満点取れない理由 アメリカ英語ばかり聞いてるからイギリスのWHEREが聞き取りにくくWHENとかに聞こえるらしい by ティム
— モトボサツ (@motobosa02) May 18, 2019
ここで分かった。
それなりに英語が分かるフィリピン人でもイギリス英語の聞き取りが超苦手なのだ。
まとめ
聴解を3か所間違っていたが、スコアーを換算して950は超えているだろう。
ここは男らしく靴を買ってあげることになった。
ティムの場合はインプット能力は優れているのだが、逆に言えばアウトプットのセンスが全くない。
たとえば、かぐや姫の話を1分間で要約するとか絶対無理。
そして、もしTOEICの試験に完結な状況説明というアウトプットのカテゴリーがあればボロボロだろう。
これはティムに限ったことではなく、概してフィリピン人は相手が望むポイントを抑えた簡潔なレポートが超苦手。
1分で終わる内容を10分位脱線しながらズレた話が得意だ。
かく言う私はアウトプットは得意だが、インプットは超苦手。
他人の話を聞くのも嫌いだし、他人の書いたブログを読むのも超苦手なのだ。
だから1を知って10を知るというよりも10に膨らましてアウトプットするタイプに成長していったのだ。
余談だが、ちなみに私はTOEICに出てくるイギリス英語のネチッこい熟女の声が生理的にどうしても合わない。
そんな人っていませんか?
単純に整備されたインプットタイプのTOEIC Listening and Readingという試験はイディオムもなくフィリピン人とっては入スコアーのチャンスだ。
フィリピーナの奥さんや彼女に箔をつけるTOEIC受検。
フィリピーナの奥さんや彼女に受けさせてみませんか?
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