フィリピンと言えば言わずとしれた修羅の国。
日本人が最も殺されている国としても有名だ。
公式な発表だけでも殺人事件は年間1.1万件,強盗事件は約2.1万件と言われており、殺人事件は日本の約13倍,強盗事件は日本の約9倍。
しかし、それは統計的な話であり、フィリピンへ来たら瞬殺されるのかといえばそうでもない。
私は10年以上フィリピンで生活しているが、マニラやセブの人口密度の高い都市部では一瞬の隙も許さないテイクアドバンテージの応酬といったイメージが強いが、田舎の方へ行くと状況は一転し、いきなり性善説を唱えたくなる。
フィリピンも大昔はこんな人情味あふれる硬派な国だったのだろうという想像が止まらない。
フィリピン北部のBatanes(バタネス)では電気代の支払い方法が実にユニークだ。
電気メーターのところに請求伝票とビニールに入った現金をぶら下げる。
そうやって集金の合理化を図っているのだ。
集金が来る前に前もってぶら下げるという段取りこそが私の知っているフィリピンとは大違いだ。
これはマニラやセブの市街地でやったら5秒以内でなくなるだろう。
究極の島では悪事という概念そのものがないのだろうか。
島の全員が兄弟、親戚、友人とばかりお互いが信頼しながら生きているのだろう。
島にはHonesty(正直)という名のコーヒーショップまである。
こんな島で暮らすとフィリピンに対するイメージが180度変わるだろうな。
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