ピグサ(激痛を伴う皮膚病)

【フィリピン病】あの激痛を伴う皮膚感染症「ピグサ」の日本語名は「化膿性汗腺炎」

投稿日:2019年7月23日 更新日:

ピグサが終わりかけの状態 周りはバンドエイドでかぶれた跡

ピグサはある日突然に!

フィリピン現地名で「ピグサ」と呼ばれる皮膚感染症だが、これは単なるデキモノというレベルで片付けられない。

パッと見は巨大なニキビみたいな感じだが、全然レベルが違う。

生活に支障をきたす位の激痛を伴うのだ。

感覚的に表現すると、まるで切り傷や火傷のような痛みが数日続く。

そして信じられないほど腫れあがる。

一度出来ると色んな箇所に点々と移動するのだ。

私は昨年の11月に左腕に発症し、それ以来、毎月のように大小合わせて合計10か所以上のピグサが出来ては治り、また出来ては治りし続けている。

これはフィリピン特有の皮膚病だと思われているが、実際調べてみると日本にもあるようだ。

化膿性汗腺炎

その特徴はピグサと全て一致する。

★化膿性汗腺炎とは?

まず知っていただきたいのは、化膿性汗腺炎とはどんな病気なのか、です。化膿性汗腺炎は、文字どおり、汗が出る毛穴の汗腺に炎症ができ、化膿=膿が出る病気です。自己免疫の異常などから、脇の下やお尻、太ももの付け根、乳房などに炎症ができて、赤くはれ上がったおできのような物が次々できる慢性の疾患です。進行すると、膿が溜まって、ふくらんで袋状になります。さらに進行すると、その袋がどんどん広がって破裂、膿が出たり、激しい痛みが出ます。もっと悪化すると、袋ではなく、皮膚に穴が開いてしまうケースもあります。

自己免疫の異常とは一体何の事だろう?

フィリピンに住む日本人は隠れHIVの可能性が高いと言われているが、そんな中、自分だけは違うと思いながら生活している身としては免疫異常という言葉にドキっとしてしまう。

>この病気の問題は、圧倒的に生活の質を下げてしまう。

そうなのだ。

目が腫れた時はもう痛みの問題はさておき、GYMにもなかなか行けなかった。

バンドエイドやガーゼを買いに何度ドラッグストアへ足を運んだことか。。。

>ある調査では、化膿性汗腺炎で仕事を休んだ人は58%、その休んだ日数は年間平均で34日、そして失業した人も10%、いたということです。

これで失業するというのはフィリピンではありえないが、凝り固まった日本の会社では他人と違う謎のデキモノ=反社会的というレッテルを貼られるのだろうか?

いずれにせよ、この病気は一回できてしまうと体の中から完全に消えず、何かのタイミングで再発するのだ。

知られていない奇病

>化膿性汗腺炎は、日本では10万人に4人程度と言われていますが、海外などでは、1000人に1人と言われているので、比較的多い病気です。

>患者さんが、この化膿性汗腺炎だと正しく診断を受けるまで、平均7・2年かかっています。

なかなか治らず、セカンドオピニオンどころか平均で4名のドクターを回るという統計が出ている。

それを7年以上も何が原因なのか病名も分からず苦しみながら転々とすることになる。

半年のうちに3回以上繰り返しできるという方は、化膿性汗腺炎を疑ってください。

半年で3回以上繰り返した。

これに関しては化膿性汗腺炎であるという自信がある。

ちょい悪ボサツ
新薬情報
海外では既に承認されている「ヒュミラ」という薬です。「ヒュミラ」は、日本でも別の病気では既に使われていますが、この化膿性汗腺炎でも使えるように、現在、申請中で、来年にも許可が出る予定です。この薬は、一般的な化学的に合成される薬ではなく、「生物学的製剤」と呼ばれ、たんぱく質など体が生成する物質を、バイオテクノロジーで応用して作るものです。特殊な薬ですので、手術とセットで対応出来る大きな病院で使われる予定です。

ピグサは繰り返す。

しかも鳥肌が立つほどの激痛を伴い、生活に支障が出る。

しかし、日本では10万人に4名という奇病だが、フィリピンではピグサ持ちなんて沢山いる。

この差は一体どこから来るのだろうか?

食生活?

衛星?

バクテリアの数?

全部かもしれないが、日本のドクターにかかる場合のキーワードとして共有出来たら幸いだ。

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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