日本&フィリピンの常識は世界の非常識
2018年3月、セブ島北部のカルメンになんとサファリパークが出来た。
オープンして間もない頃、カワイイちゃんを連れて見物に行ったのだが、やはりフィリピンあるある状態だった。
動物の名前が完全に違っていたり、プレートだけ設置してあるが、動物がまだ到着していなかった。
まるでオープンしたばかりのショッピングモールの中に、全然テナントが集まっていない状態とかぶってしまう。
このサファリの呼び物は基本的に動物のはずだが、食べ放題のブッフェ形式ランチが集客に一役かっているのだ。
フィリピン人に800ペソの入場料の価値をアクセプトさせるには食い放題。
食べ放題付きのサファリなんて世界的にもきっとかなり珍しいのではないだろうか?
そのサファリの食事場所が数か所に分かれており、メインの食事会場がオラングータンと呼ばれるところだった。
私は一瞬そういう変わった名前の動物がいるのだと思ってしまった。
日本のサファリは自動車の中から猛獣を間近で見物するスタイルなのだが、セブの場合はほぼ動物園状態で、90%自分で歩く。
ほんの一部だけ10分程度サファリバスに乗ってぐるりと一回りするのだが、その車内でも食事の場所の話題をしていたカップルがオラングータンという謎の動物の名前を連発していた。
そして、昼近くになり、その気になるオラングータン会場へ行ってみると、そこにはなんと!
おいおい、普通にオランウータンが座ってるやないか!?
父親と子供オランウータン
と思ったのだが、そのうち急に自信が揺らいできた。
なぜなら、日本の常識は世界の非常識!
日本人のカタカナ表現はかなり特殊で、例えば日本で「強い子のMILO」のことをミロと呼んでいるが、本当はマイロが正解。
それをフィリピン人から笑われ、お陰で赤っ恥をかいてしまったことがある。
この動物名も日本人はオランウータンと思い込んでいるが、ひょっとしてオラングータンのほうが正しいのではないだろうか?
そう思ったが、その時は特に調査もせず月日は流れた。
そして、またオラングータン問題が勃発した。
ある日、ティムとカワイイちゃんがNETFLIXで映画を観ていたのだが、その中でオランウータンが出て来た。
二人の会話をよそに、私はこのオランウータン発音問題に決着を付けたくなった。
オランウータンとオラングータン、一体どっちが正解なのか?
正式な発音をズバリ調べてみよう。
アメリカ英語とイギリス英語
オラン グタン
オラン グタン
このサイトではアメリカの方が声が低いが、基本的に発音やアクセントは同じだ。
オランウータンとは絶対に聞こえない。
一体、誰が最初にオランウータンと言い始めたのだろうか?
軽い怒りを感じて止まない。
イギリスBBC放送
始まって4秒のところで出てくるオランウータン発音。
やはりオラン グタンと言っている。
グタンに発音が乗るのはやはり同じだ。
How to Pronounce Orangutan
ここでは、グタンのグ音が小さいのでオランウタンに聞こえるが、やはりこれも日本のようにウータンと母音を伸ばしていない。
無理やりカタカナで表現してみると、これが限界な気がする。
オゥリャン グテャーン
オランウータンをわざわざ正しく発音できる日本人なんて日本の全人口12000万人の中で1000人もいないのではないだろうか?
しかし、もしこれを日本で正しく発音をしてしまうと、かなり変な人扱いされるのでご注意を!
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