子育て

【パパ友シリーズ】カリフォルニアから来たフィリピン人家族

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二人目のパパ友

うちのカワイイちゃんが体操教室で仲良くしている子が2名いるのだが、一人は先日の記事で紹介したアメリカ育ちの外科医を父に持つE子、そしてもう一人はS子だ。

S子の両親もアメリカ育ちのフィリピン人で2年前にカリフォルニアからセブへやってきた。

父親は50歳、母親は38歳という順当な組み合わせだ。

居住地のカリフォルニアでS子を体操教室へ通わせていたのでセブでも同様に通わせている。

セブ市営の複合スポーツ施設であるアベリアーナはザフィリピンを彷彿させる廃墟感に溢れる建物で体操の設備もボロボロ。

アメリカの近代的な施設と比べると悲しくなるほど粗末な様子にS子は通うのを拒否したらしい。

しかし、両親はS子に友達でも出来たらとほぼ無理やり通わせていたのだ。

そこへやって来たのがカワイイちゃんとE子という流れだった。

元々S子の父はボホール島の某市長の息子で幼少期にアメリカの親戚の元で育てられそのままアメリカに定住していたらしい。

私より2歳若いが既に頭髪はなくツルッパゲで顎鬚を蓄えているレスラーみたいなタイプだ。

近くにいると私の方が若く見えるのがありがたい。

親が歳をとったのでそろそろ親を看取る準備と財産を管理する必要でフィリピンへ戻ってきたらしいが、ボホール島は田舎過ぎるし、魔境マニラには家族を連れて住みたくない。

そういった消去法でセブが残ったらしい。

E子もS子も両親の影響で英語は完全にアメリカ人の子供が話しているように聞こえる。

とくにS子はアメリカで生まれ育ったので本物だ。

カワイイちゃんの英語がここ1年で急激にネイティブチックになってきた原因はその2名の影響が大きい。

E子もS子も現在7歳でそれぞれセブ市の高級私立小学校へ通っている。

うちのカワイイちゃんは5歳のわりに体が大きく7歳児と肉体的には全く引けをとらない。

恐らく知能も似たり寄ったりの年頃なので2歳の年の差をあまり気にせず体操教室以外でも一緒に遊んでいる。

S子の家にはヤヤが2名はべらせている。

歳の頃はそうさのぉ50歳と23歳くらいか。

家の中のことは歳をとった50歳のロラが取り仕切り、奥さんの外出時にお供するのは若い23歳のヤヤという役割が分かれている。

S子の母親はいかにもアメリカン

余計なお世話だが、S子の母親はE子の母親と違いかなり派手で気性が荒い。

しゃべり方もアメリカのドラマに出てくる自意識の高いいかにも元カリフォルニアガールといった印象だ。

どっぷり濃いメイクに奥ゆかしさゼロ%といった半ナチュラルなアイブロウ。

ケーキでいえばコッテリした激甘チョコレートケーキみたいだ。

まるで油性のペンで書いたようなアイブロウは自己主張の激しさをダイレクトに表現している。

うちのティムと種類が同じということもあり最近よく一緒につるんでいるようだ。

先日、体操教室が休みだった日にE子とS子とカワイイちゃん3名が一緒にトランポリン広場で遊ぶことになった。

当然ながら親も全員集合ということでママ友パパ友全員集合という顔合わせになった。

E子の父とS子の父はフィリピン人同士なのに一切ビサヤ語を話さないで聞き取れないほどの速さの英語で話す。

私もそこそも英会話力には自信があったのだが、あの二人の会話にダイレクトに入る自信がない。

一方、マイペースのティムは英語ではなくタガログ語で会話をする。

自分の苦手な分野でけして戦わないしたたかなメスライオン的戦術だ。

なぜビサヤ語ではなくタガログ語なのか?

S子の母親は郷がルソン島のパンパンガなのでビサヤ語が全く分からないのだ。

夜遊び大好き夫婦

突然S子の母親が夜一緒に飲みに出ようと提案してきた。

アメリカ人の知り合いが新規でディスコバーをオープンしたらしい。

ここ5年以上ティムと二人夜遊びすることなど何年もなかったのだが、毎晩10時には寝るような健全な生活をしている私としては監視付きの夜遊びほど辛いものはない。

今回はS子の家でヤヤが子供の面倒を見てくれることになり断る理由が見つからない。

そして自分だけ行かないという宣言をするのが面倒だったのでとりあえず一緒に行くことになった。

場所は商業施設の工事現場の中に早々とオープンしたディスコバーだ。

サンフランシスコから来た黒人がオーナーらしい。

S子の父親と派手な奥さんはどうやら夜遊びが好きらしく、その店のオーナーやスタッフとは顔なじみになっていた。

フィリピンらしくないフィリピン

しかし、こんなに黒人の客だらけのクラブも始めてだ。

恐らくセブ島中の黒人がやってきているのだろうが、こんなにいたのか。。。

しかしクラブ系の夜遊びにお約束の日本、韓国、中国の若者の顔ぶれが一切ないシーンも珍しい。

セブ島なのにフィリピン訛りの英語が全く聞こえてこない。

非日常的なネイティブ英語サウンドをBGMにしばし怪しい空間を楽しむことにした。

ハイネケンビールを10本以上飲んでしまったが、その日は腎機能が活発に働きトイレに10回以上いったので全く酔わなかった。

ところで、現場にはフィリピン人客が30%位いたのだが、ここで気付きがあった。

つづく

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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