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【恐怖】昨夜また半透明の歯車が出て来たぞ|片頭痛持ちへの朗報!!

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閃輝暗点(せんきあんてん

昨夜久しぶりに視界の右側に半透明の「歯車」が出た。

懐かしい旧友にでも再会したような感じさえある。

半透明の「歯車」と言っても何を言っているのか分かるはずもないので少し説明をしたい。

私が通称「歯車」に襲われたのは中学2年の中間試験の最中だった。

芥川龍之介の遺稿小説「歯車」に出てくる正にあれだ。

「僕」は知り合いの結婚披露宴に出席するため東京のホテルに向かう途中、レエン・コオト(レインコート)を着た幽霊の話を耳にする。その後事あるごとに季節はずれのレエン・コオトが現れ、「僕」は段々と不気味になってくる。披露宴後そのままホテルに逗留して小説を執筆しだしたとき、「僕」は、義兄がレエン・コオトを着て轢死したことを知る。

レエン・コオトだけでなく、復讐の神、黄色いタクシー、黒と白、もぐらもち(もぐら)、翼(飛行機)、火事、赤光など、過去の罪の残像とも、死の予告とも知れないものが繰り返し現れることに、「僕」はおびえ、苦しみ、夜の東京の街を逃げ回るように彷徨する。ときおり「僕」の視界には半透明の歯車が回るのが見える。やがて「僕」はホテルを出て、家へ帰るが、激しい頭痛をこらえて横になっていると、妻は「お父さんが死にそうな気がした」と言う。 wikipediaより

半透明の「歯車」と言っても実際に見た人にしか分からない物体で、丁度カメラのフラッシュを浴びて目の奥に残像が暫らく残る感じに似ている気がする。

イメージはこちら

中学2年の中間試験の話に戻るが、1時間目の試験が終わって急速に体がだるくなり、次の試験が始まるまでの間、廊下の壁際でたまらず寝そべってしまった。

その様子を私の苦手な社会科の先生に見つかり「お前何やってんだ」と怒られた。

今なら体調の悪い生徒を放置してけしからんと先生が非難される時代なのだが、当時はまだ軍国主義丸出しな昭和だったのだ。

それから2時間目の試験を受けている途中で視界の右側に例の半透明の歯車が現れ、目の奥が腐っているのではないかと思うほどの激しい頭痛に襲われた。

試験監督をしていた先生へ体調不良を訴え、試験の続きを保健室で横になりながら受けた。

自慢ではないが、長崎市の田舎の中学では私の成績はトップクラスで必ず10位以内にはいたのだが、最高3位までで1位は地元の名家の令嬢様がずっと抑えていた。

しかし、その最悪の試験の結果はなんと学年でトップとなった。

あれだけ体調が悪く不利な状況だったのにも関わらず実に不思議な出来事だった。

たまたまかと思っていたが、実はここには重要な秘密が隠されていたのだった。

それを機に、ひと月に1回の割合で例の歯車が襲って来た。

襲って来たと表現するのは、アイツが出現した5分後には吐き気を伴う猛烈な頭痛が襲って来るのだ。

頭痛の種類は場所の特定された腐ったような痛みだ。

頭全体がボアーンと痛むタイプではない。

歯車が出るとその日はもう痛みとの闘いとなるので、その日の人生を諦めるしかなかった。

大学へ進学し、バイト先の病院で知り合った熊本出身の若いドクターと仲良くなり、東京女子医大の脳神経化の有名な先生を紹介してもらった。

その先生のところでMRIや血液検査を基に診断をしてもらうと、こう言われた。

「あ~、あなたは典型的な片頭痛(偏頭痛)だよ」

視界に現れる通称歯車は「閃輝暗点(せんきあんてん)」と呼ばれるもので、これが出るタイプの人とそうでないタイプの人がいるそうだ。

長年患って来た恐怖の歯車付き頭痛がなんと「へんずつ」という平凡な名前だったことになんだか拍子抜けしてしまった。

それからその先生はこういった。

「実はこの「閃輝暗点(せんきあんてん)型の片頭痛」は天才の証とさえ言われてて、知能指数の高い人が多いという統計があるんだよ」

一説によると歯車付き激頭痛から開放された一瞬に物凄いことを閃くらしい。

  • パウロの「神のお告げ」
  • 芥川龍之介の「歯車」
  • 不思議の国のアリス ルイス・キャロル

先生の話を聞きながらふと中学2年生の中間テストの事を思い出した。

あの時は普段40分かかる試験内容を10分で解き終わった。

そして先生は更に続けた。

「年を取ると無くなるから心配しないで」

それから私の歯車はその先生の言う通りとなった。

売れてる本 片頭痛からの卒業

30代も後半になると視界の隅でカチカチと動くアレが出ても頭痛のレベルは若いころに比べて1/10以下といった感じで日常生活をなんとか普通に続けられる程度の痛みとなり、歯車の恐怖におびえることは殆どなくなった。

その代わり、天才の証と言われる歯車の代償も薄くなり、いまでは普通のオッサンだ。

昨夜久しぶりに出た歯車は視界の右側だったので左の後頭部の一部がすこしだけ疼いたが、10分もしないうちに消えてくれた。

今思えば若い頃に痛みは生みの苦しみであり、少し懐かしいような寂しいような気さえする。

この情報が誰かの役に立てたら幸いである。

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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