ガヒウロをそっくり返上
貧困国フィリピンでは二言目には国家予算が枯渇していると嘆くが、政治家を含む上層部はそんな状況とは裏腹に贅沢三昧な暮らしを謳歌しているという南米チックなブラックユーモア。
コロナ感染が全然収束していない状況で経済活動をヤケクソでスタートさせ、想定通り感染が一気に広がりまた火消しに走るという吉本も驚く古典的コメディーぶりがフィリピンらしくてラブリーだろう?
中でも全国的に感染者数が突出していたセブは大統領直々に「ガヒウロ(石頭)」と命名されいいさらし物となった。
しかし、所詮同じフィリピンという名のムジナであり、セブ以外がそう簡単にコロナを収束できるわけがないだろう。
7月中旬以降ではフィリピン全体の70パーセント以上がマニラ首都圏で記録されている。
7月23日の状況
#Covid19 cases in the Philippines as of July 23, 2020. https://t.co/OeZQJpH4YO pic.twitter.com/PWvcsABnmT
— SunStar Philippines (@sunstaronline) July 23, 2020
7月の推移
案の定、今ではマニラの感染者数も順調に増え、7月を通じても全国的に新規感染が2000件増える日が頻発している。
- 7/5 2424名
- 7/8 2486名
- 7/13 2784名
- 7/16 2416名
- 7/18 2303名
- 7/19 2152名
- 7/23 2121名
7月中には感染者総数8万人を突破する見込み。
来週には感染総数8万人到達する予想 pic.twitter.com/89aIfI6GPd
— モト ボサツさん@子供と成長中 (@motobosa02) July 24, 2020
また東南アジアの中でもアクティブ数では不名誉ながらトップに躍り出てしまっている。
コロナ人口密度を測定するとその差は突き抜けるだろう。
フィリピンが東南アジア諸国の中で
新型コロナウィルス 感染者 ACTIVE 数で第一位となったそうです https://t.co/4nVkCVRwuj
— まにら暮らし@ロックダウン体験中 GCQになった! (@TOYOTA_lol) July 16, 2020
現在48136名が現役のコロナ患者で、60歳以上の死亡率が62%となっている。
またマニラ首都圏の病院ではキャパ100%となり、その他の病院も満床に近い状況という医療崩壊ぶり。
コロナ以外の疾病の際でも緊急外来を拒否され二次災害となってしまう恐れがある。
また海外にいるフィリピン人のコロナケースについては9000名(うち死亡634名)はフィリピンのコロナ総数にカウントされていない。
経済活動はさておき、公務員が率先してコロナ避難しているのがなんとも不条理だ。
フィリピンの日本大使館や領事館もロックダウンと同時に逃げにかかったが、さすがにそれは避難の的となり再開した。
多くが職を失い飢え始めているなかで安定的に収入が公務員だけはコロナを理由にサボるのは勘弁してほしい。
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