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終戦記念日号(その2)|18歳特攻隊員の遺書と今の日本に足りない唯一のもの

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平和って何?

平和ボケしていると言われる日本人だが、そもそも平和とは何だろうか?

単に戦争が一定期間以上起きていない状態を指すのだろうか?

毎年自殺者を3万人出す日本という国は本当に平和なのだろうか?

あの日犠牲になった若者たちの意義はどこにあるのだろうか?

私は異国の地で日本という国を客観的に眺める機会を得た。

 

3時間後に散る特攻隊員の遺書

胸は日本晴れ。 本当ですよお母さん。少しも怖くない。  

しかしね、時間があったので考えてみましたら、少し寂しくなってきました。

それは、今日私が戦死する、通知が届く。 

お父さんは男だからわかっていただけると思います。  

が、お母さん。 お母さんは女だから、優しいから、涙が出るのではありませんか。

弟や妹たちも兄ちゃんが死んだといって寂しく思うでしょうね。

お母さん。

こんなことを考えてみましたら、私も人の子。やはり寂しい。  

しかしお母さん。

考えて見てください。 

今日私が、特攻隊で行かなければ、どうなると思いますか。  

戦争はこの日本本土まで迫って、

この世の中で一番好きだった母さんが死なれるから私が行くのですよ。

母さん

今日私が特攻隊で行かなければ、年をとられたお父さんまで、銃をとるようになりますよ。

だからね、お母さん。  

今日私が戦死したからといってどうか涙だけは耐えてくださいね。

でもやっぱりだめだろうな。 お母さんは優しい人だから。  

お母さん、私はどんな敵だって怖くはありません。

私が一番怖いのは、母さんの涙です。

 

「祖国のために散る」は建前であり、そんなものに大切な命は捨てられない。

唯一できるのは「自分の犠牲で家族を救う」という想いだけ。

なんども「お母さん」という文字が出てくる。

もうそれだけで十分。

今の日本に足りないものは形式的な平和ではなく「家族愛」だ。 家族愛が博愛へと変わり、愛情の欠片もないブラック企業など存在するわけがない。

日本に住んでいた頃は「家族のため」は建前で、経済的な豊かさばかりを追いかけていた。

家族は経費のかかる負債であるという考えが根付く日本。

貧しいから結婚せず、家庭を作らない若者たち。

それは本当の理由なのだろうか?

ふと思う終戦記念日。

今の日本人でこういう思考をする人は一体どれくらいいるのだろうか?

たとえば昔の自分にこの話をしたところで右脳に浸透するとは思えない。

海外から日本と自分の過去を客観的に振り返ったからこそたどり着いた心境だと自負している。

物質的に豊かと言われる日本だが、やはり海外で異文化に触れながら客観性を磨くしか気が付けない境地がある。

日本を良くする唯一の方法はこれから社会を支える若者が外の飯を食ってみる事だと信じて止まない。

個人レベルで出来る事は「家族愛」を通じて人への愛を伝播させること。

自分に何か出来ないかな?

そう思っている人は早速今日からスタートしてみよう。

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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