もしよかったらブログ村ランキングの応援クリック1回グリっとお願いします?
フィリピンにおける日本人の位置付け
おそらく多くの日本人が抱く日本の位置付けは先進国の中でも未だ上位に君臨し、東南アジアの貧困国からはブランド的存在として眩しく捉えられている思っている。
セブのマクタン空港の旧ターミナル、そこからセブ島へ渡るブリッジ、南部へ移動する湾岸道路(SRP)は全て日本の経済援助で出来たものなのだ。
その事実からすると日本人というだけで尊敬され大事に扱われると思ってしまう。
実際、10年前は日本人というだけで行列が出来るほどモテた(ちょっと言い過ぎか)。
それは私だけでなく年齢に関係なく一律にモテ時代だった。
勘違いする日本人
モテるのと好かれるのは違う。
現地でチヤホヤされて盲目になってしまうケースが多いが、私はかつて衝撃的な事を面と向かって言われた記憶が消えない。
10年以上前だが、セブの某語学学校の若い女性講師から日本人は世界でも類を見ないほどひどい事をした民族だと面と向かって言われた
大義とは別にそれは事実‼️
闇雲にフィリピンは親日だと思い込むことは傲慢な事だと思いながら生活している https://t.co/XRowBdiCxe— モト ボサツさん@子供と成長中 (@motobosa02) August 31, 2020
何かの折に日本人にとっての一般的な常識や性質について話をしてのだが、突然若いフィリピン人女性講師が険しい顔でこんな事を言った。
「日本人は世界でも類を見ないほどひどい事をした民族だと認識しているよ」
わざわざ面と向かって言われ唖然として固まった。
本人もそれを口走ってヤバいと思ったのかそれっきり無口になってしまった。
私はその時平和ボケしている日本人という言葉が一瞬頭をよぎった。
普段ちょいとチヤホヤされて天狗になっている裸の王様。
日本は世界中から尊敬され、特にフィリピンには経済援助もしているのでデカい顔ができると。。。
しかし、実際問題として日本人は歴史的にフィリピンで酷いことをした民族だという事実はフィリピン人の教育項目にしっかりと組み込まれているのだ。
戦争と日本人のイメージについてティムに聞きました
日本は経済的にアジアのトップでフィリピン人にオカニ(お金)をくれるって言うポジティブなイメージの方が勝っているということだ。
歴史的事実はさておき、現地問題として日本からあやかれる富やチャンスの方が大きいイメージだという。
それはティムだけではなく、一般的に日本人を鬼畜扱いするような風潮はないとのことだ。
しかし、実際肉親を日本人に虐殺されたりした子孫やその地域ではまた感覚が異なるのだろう。
まとめと考察
フィリピン人が親日かといえば微妙だ。
そもそも親日かどうかという切り口自体がとてもキモチ悪いのだが。。。
これは私見だが、一般的なフィリピン人は戦争の遺恨を引きずっているというよりも実利に敏い側面が強い。
実際長く付き合って感じるのだが、フィリピン人に無縁なのがロイヤリティ。
義理より分かりやすく実利を選ぶ傾向にあり、義理や人情を尊ぶ日本式の感覚からすると裏切り行為は頻繁に行われる。
ティムが言うように日本人と付き合うと何かいいことがあるというアヤカリ精神は大健在。
しかし、仮に現在のフィリピン人が日本軍がやった残虐な行為を感情的には引きずっていなくとも、その事実は加害国側としては常に心のどこかにしっかり置いておく必要があると考える。
日本はアジアを開放しようとしていた英雄だといかいう戦争を正当化する理論を掲げる意見を目にするが、いやいやそういう事ではないだろうと心の底から思って止まない。
もしこの記事がお役に立ったらランキング応援クリック1回強めにお願いします!!