官能小説とは英語で「Romantic Novels」
官能小説といえば露骨な濡れ場がメインのエロチックバイオレンスシーンの連続で、変態男性が好んで読むというイメージが強い。
しかし、その古典的ともいえる固定概念はフィリピン暮らしの中ですっかり逆転してしまった。
数年前に大ヒットした映画「Fifty Shades of Grey フィフティ シェイズ オブグレイ」はAmerican erotic romantic drama film という特殊カテゴリー名が付けられ、一作目から三作目まで映画館には物凄い行列が出来ていた。
「エロ=男性」というのは真っ赤な嘘で客の殆どは若い女性客だった。
衝動的な性欲は男性のものというイメージだが、実のほうがエロの総量は女性の方が圧倒的に大きく、その探求心は高度かつ複雑だと私は感じる。
セブ島のSMシティの2Fにある「Precious Pages」はいつも女性専用書店といってよいほどほぼ女性客で占められている。
フィリピンは世界でも類を見ないほど本を読まない国民だと言われているのだが、時々本を読んでいる人を見かけるとそれはほぼ女性だ。
しかし、若い女性にウケる本屋とはいったい。。。
なんとなく以前から気になっていた。
セブの若いフィリピーナ達は一体どんな本に夢中になっているのだろうか?
逞しく暴力的な男性の表紙が印象的だ。
すでに表紙で想像し、本屋でトリップしかけている女性もいる。
オートマチックに小説と現実が混在し、妄想の渦に飲み込まれていくのだ。
女性御用達ともいえるRomantic novelと男性御用達ともいえるXvideoの違いは妄想力だ。
動画の場合、妄想の入り込む余地は1㎜もない。
観た瞬間モンモンするかどうかという受け身な作業であり、顔の見えないRomantic novelとはそもそも質が違う。
女性の場合、想像というか妄想力によって紙上のインフォーメーションは壮大なスペクタクルロマンチックムービーとなり、自らがそのヒロインとなるのだ。
女子留学生におすすめの官能小説
『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』
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セブ島留学している日本人を見ていると男性よりも圧倒的に女性の方が多い。
いや多く見えるのだ。
なぜなら男性は海外では非常に保守的で、冒険を嫌って授業以外では部屋に引きこもりがちだ。
一方女性は現地の怪しげな食べ物を含め貪欲に留学生活を謳歌しようとする。
だからセブの街や観光地で見かけるのは日本人女性ばかりという理屈が成り立つのかもしれない。
日本語翻訳版
フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ (上) (RiViERA)
英語原版
すべては他人との差別化
この10年間、多くの日本人の語学留学生を観察してきたが、現地の英字新聞を読んだり、英語で書かれた本や雑誌から情報をインプットしている人を殆ど見た事がない。
日本人にとって所詮英語は勉強の一環であり、英語で何かをするという実践を恐れるマインドが英語が話せない日本人を作っている。
女性が女性の目線で書き上げたフィフティジェイズオブグレイは英語で情報を入れたくなる貪欲さに火をつけることになるだろう。
英語の小説というハードルを越えるための官能小説(ロマンティック小説)という世界。
ぜひ女性留学生にはハマってほしい世界だ。
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