体操クラブのサウザー
カワイイちゃんが通っている体操教室での出来事。
5歳児は年齢的に一番下のクラスなのだが、他のメンバーは7歳や8歳だ。
だから軽いイジメの対象にもなりやすい。
フィリピンの子供は天心爛漫だが、日本の子供と比べて自然界の法則のまま行動する。
先日あるボスキャラの少女が休眠メンバー状態からカムバックしてきた。
カワイイちゃんと背は同じくらい。
フィリピン人は子供の頃から背が低いのだ。
ふてぶてしいその態度や風貌から私は彼女の事を「サウザー」と名付けた。
「私の古巣に新しいのがいるわ」
新参者で一番小さいカワイイちゃんを少しずつイジメ始めた。
「あんたって小さくてちょっとデブよね!体操なんて出来っこないわ(笑」
私は本質がラオウなので、衝動的にサウザーの団子っ鼻をつまんで泣かしてしまい、親もついでにいてこましたい欲求に駆られた。
しかし、もし、思いのまま動いてしまうと「邦人がフィリピン人の子供を虐待」というタイトルでフリーマンに掲載されてしまうだろう。
我慢の6秒ルール。
フフフ、私もフィリピン修行の末、ちょっと我慢強くなったものだ。
しかし、ティムが動いた!!
「7歳」
その瞬間、そのイジメっ子の表情からは険しさが消えた。
ティムの「北斗有情猛翔破」を受け愛に目覚めたサウザー。
イジメっ子の心情とは。。。
やはり愛深き故の悲しさなのか?
「こんなに苦しいのなら悲しいのなら……愛などいらぬ!」
イジメと対局にあるのが救済。
同じ線状にあるこの心理は秘孔を突くことで真逆に作用する。
イジメの根源は己への評価の低さ。
自信の無さと根深い劣等感が他者への攻撃となって現れるのだ。
そこで圧倒的に他者より強く優れているというお墨付きを貰い自信を取り戻すとこんどは救済側へと回るのだ。
今回はティムに大きく一本とられた気がする。
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