エンターテイナーの格付け
前回の記事でセブ島最新の夜の街現況をレポートしてみたが、ビキニバー従事者の内訳である「GRO」と「ダンサー」の違いに対する反応が思いのほかあったのでもう少し掘り下げてみたい。
前回の記事
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【意外な話】夜のエンターテイナーアイ子の本音が興味深い
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フィリピン人にとってGROとはGuest Relations Officerではなく、いわゆるポクポク（娼婦）というイメージがある。
だから日本のキャバクラに相当する日本式カラオケ（通称KTV）のキャストに対しGROと呼ぶと100％怒られてしまう。
【夜のエンターテイナーの格付け】
こちらからすると全部一緒なのだが、やってる本人達からすると格付けがある
S 水揚げ（外国人の彼女や妻になる）
A KTV
B ビキニバー
C 立ちんぼSとAガールズのBとCに対する優越感は凄い
下手にAに向かってGROと呼ぶと100％怒りだす#フィリピンあるある
— モト ボサツさん＠子供と成長中 (@motobosa02) March 5, 2020
我々素人からすると全部一緒に見えるのだが、彼女等の間には確実な格付けが存在する。
- S 水揚げ（外国人の彼女や妻になる）
- A KTV
- B ビキニバー
- C 立ちんぼ
AランクのKTVガールはビキニバーのGROを最下層の〇ッチと思っており、GROを触った手で私に触れないでと言わんばかりに嫌な顔をする。
女性にとってGROとは不潔な印象があるらしい。
それは最高峰のアリーナに某セレブ女性をお連れした時にわかったことだった。
最高峰のS（スペシャル）は外国人（日韓人）と結婚する通称水揚げ組だ。
よく引退したKTVガールが旦那や彼氏に連れられて客として古巣にやってくる姿が見られるが、あれは見せびらかしているのだ。
私はその現場を目撃するたびにドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟における1本の葱のストーリーが脳裏をよぎる。
昔あるところに、それはそれは意地の悪い女が住んでいて、ぽっくり死んでしまいました。
死ぬまでひとつとして美談がありませんでした。悪魔たちがその女をつかまえ、火の湖に投げ込みました。そこで、その女の守護天使がそばにじっとたたずみながら考えました。
「何かひとつでもこの女が行なった美談を思いだして、神さまにお伝えできないものだろうか」、と。
そこでふと思い出し、神さまにこう告げたのでした。
「この人は野菜畑で葱を一本引き抜き、乞食女に与えました」、と。
すると神さまは天使に答えました。
「ではその葱を取ってきて、火の湖にいるその女に差しだしてあげなさい。それにつかまらせ、引っぱるのです。もしも湖から岸に上がれれば、そのまま天国に行かせてあげよう。でもその葱が切れてしまったら、今と同じところに残るがよい」
天使は女のところに駆け出し、葱を差しだしました。
「さあ女よ、これにつかまって上がってきなさい」
そこで天使はそろそろと女を引きあげにかかりました。そしてもう一歩というところまで来たとき、湖のほかの罪びとたちが、女がひっぱり上げられるのを見て、一緒に引きあげてもらおうと女にしがみついたのです。
するとその女は、それはそれは意地の悪い人でしたから、罪びとたちを両足で蹴りおとしはじめたのでした。
「引っぱりあげてもらってるのはわたしで、あんたたちじゃない、これはわたしの葱で、あんたたちのじゃない」
女がそう口にしたとたん、葱はぶつんとちぎれてしまいました。そして女は湖に落ち、今日の今日まで燃えつづけているのです。
そこで天使は泣き出し、立ち去りました。 参照元はこちら
つまり、勝ち組面してSランクぶりを見せびらかしているうちに親友と思っていた他のKTVガールから旦那や彼氏をネコババされてしまうのだ。
これもよくある話。
しかし、これは本人がモテているのではなく、オカニ（お金）に群がっているだけなのだ。
結局そうなるとフィリピン嫁や彼女と破局して元も子もなくなってしまう。
まさに1本の葱の話のままの事が起きてしまう。
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