日替わり施策のフィリピン
フィリピンをよく知っている人は納得の場面だが、コロナ対策で大統領が即決で大ナタを振るってもそれが貫徹されず、舌の根も乾かぬうちにまたコロコロと変わってしまうのだ。
この情勢で刻々と変わる状況に柔軟に対応しなければならないのは分かるが、出国を強制しながら空港までのタクシーがすでに動いていなかったり、飛行機そのものが飛んでいなかったり首尾一貫したストーリーが確立されていない。
さらに舌の根が乾かないうちにまたコロコロと制度が日替わりで変わるのだ。
ルソンだけを自宅待機にしても他のリージョンが中途半端に開放されている。
この中途半端な感じが最もリスキーではないだろうか?
今回の件でフィリピンという国の偏差値がよくわかったことだろう。
イタリアの親戚フィリピン
ところで、イタリアの悲惨な状況が盛んに報道されている。
イタリア政府は18日、新型コロナウイルスについて死者の数が1日としては最も多い475人増えて2978人となったことを明らかにし、3200人以上が亡くなっている中国に迫っています。
現在3000名に迫るコロナ死者を出しているイタリアの惨状。
以前イタリアで楽器を作っていたというブログ読者の方とお会いした時にイタリアとフィリピンの近似点をいろいろと聞かせてもらったのだが、カトリック国ということが根底にあるように思われた。
イタリアはスーパーカーを作れるほど凄い国というイメージがあるが、イタリアとスペインはやはり本質がフィリピンの親戚なのだ。
今回の件でイタリアの惨状を見るたびに、本質が似ているフィリピンも同様のリスクを感じてしまう。
ポジショントークを含めフィリピンは日本より安全という意見さえ聞こえてくることもあるが、この国は一旦感染のサイクルに乗ると一気に死体の山になるポテンシャルがある。
一歩間違うとイタリアどころの話ではないのだ。
- 最初から医療崩壊
- 大家族&濃厚接触好き
- 貧困による免疫低下
これまでフィリピンの医療に多少なりとも接したことがあるので分かるが、フィリピンの医療レベルの低さは恐ろしい物がある。
一旦コロナにかかると日本なら助かる命もフィリピンでは助からない気がしてならない。
本来病院というレスキューすべき場所がウイルスの巣窟となり、あとは自宅で自己免疫にすべてをかけ闘うしかないだろう。
またフィリピンは住宅事情も含め数人で部屋をシェアするボーディングハウスが一般的で感染しやすい環境にある。
また一般の家庭も人数が多いのが致命的な環境だ。
普段からチキンとライスとコーラのセットをやっているので免疫力はかなり低いと思われる。
これがモトボサツ氏特有の取り越し苦労なら良いのだが。。。
追伸
語学学校の残留留学生向けにフィリピン航空が臨時便を出す予定らしいが、お一人様片道1000ドルで募集しているようだ。
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