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搾取される中間層の悲鳴|フィリピン政治パフォーマンス大会

投稿日:2020年4月12日 更新日:

援助金をめぐって対立する利害

フィリピンでは貧困層を中心に食料の配給が行われ、現在ではオカニ(お金)を配ることになっている。

しかし、詳細なルールを決めるのが大嫌いなフィリピンでは、誰が貧困層に該当して受け取る資格があるのかが明確になっていないので、貧困層の中でも受け取っている人と受け取っていない人が出てきてるという。

急に思い出した事だが、元カノTが昔ジョリビーのバーガー100個を集落の子供へのお土産として買い適当に配った際、実は貰っていない子供がいたと知りりかえって罪作りな事だと痛感した。

フィリピンに住む日本人のSNS投稿でも「ついに我が家にも配給がやって来ました」というものを見る時があるが、うちには一切来ていない。

別段悔しいという気持ちは特に無いのだが、配給の基準が不明確なのは明らか。

政府から配給を受け取ったバランガイキャプテンの気持ち一つというのがフィリピンの実質的なルールなのだ。

セブを舞台にした『虹の谷の五月』 には悪徳バランガイキャプテンが登場し、恣意的な判断基準のみに好き勝手やっている様子が描かれている。

虹の谷の五月 上 (集英社文庫)

バランガイキャプテンは例えライバル候補者を射殺してでも成りたい職業NO.1となっている。

さて、猫しか食わないような配給物の件はさておき、内容が現金となると話は別だ。

今噴出している問題は、中間層が現金支給サポートの恩恵にあやかれないという不満。

ガルシア州知事は中間層へのサポートを各市長へ要請。

フェイスブックのコメント欄より一部抜粋

中間層から不満投稿の数が物凄い!!

私たちは平等に苦しんでいるので、社会的地位に関係なくすべての人に助けが与えられるべきです。

いつものように、中間層は苦しむ。上流階級には税金を払っていない。低所得者層は低所得のため、所得税の対象にならない。中間層は給与の25〜40%を所得税として政府に支払っている。危機が起きてから、貧困層は政府から援助があり、裕福な上流階級には食う手段があるが、中間層は税金払っているにも関わらず援助がなく無視されている。

中産階級は私たちの社会の中心的な労働者です。彼らもサポートする必要がある。

税金も払っています。誰もが政府から平等な補助金を与えられなければなりません。私も貧しいです。支払いがあるので仕事をしているだけです。仕事があるからといって援助を排除されなければならない。私たちも助けてください。

これは私たちの親愛なる大統領にアピールするものです。私は中産階級にいます。はい、貯金はありますが、収入なしでほぼ​​2か月間続けるには十分ではありません。

フェイスブックコメント欄はこちらから

何の恩恵も受けない中間層。

税金を真面目に払っている(払わされている)中間層に何のサポートが来なくて、普段フラフラしているタンバイな貧困層はその税金でサポートを受けている。

非常にその理屈に筋が通っているが、中間層とはどの国でも犠牲の象徴となってしまう運命のようだ。

大人しく貧困層やっておけばいいものを、無理して中間層に這い上がるからこうなってしまうのだという上から声が聞こえてきそうだ。

買う時に搾取され、売る時に搾取され 常に弱者は搾取される

弁護士 桜木建二

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フィリピンという国の現実

安全で豊かな国から来た日本人が心を痛めるシーンといえば信号待ちの車に群がる子供の物乞い達。

私は娘がいるので女の子の物乞いがやってくると辛い。

だから自己満足を得るために女の子限定で5ペソを1枚だけ渡しその日の運を代わりに貰っているのだが、周りを見渡すと物乞いに施しているのは軽トラの運転手やハバルハバルのライダーだけだ。

セブは人口に対するポルシェ所有割合が高く、最新のBMWやメルセデスも市街地に沢山走っているが、そんな高級車から小銭を恵む姿を見た事がない。

貧困層救済というカトリック国の特徴は幻想であり、現実には富裕層は貧困層のことを野良犬扱いしている。

しかし、パフォーマンス性の高い舞台だと話は打って変わって富裕層は貧困層のためのヒーローを演じ始める。

つまり選挙の票を握っている大多数は貧困層というわけだ。

中間層を殺してでも貧困層ウケを狙いたい理由が分かり易い。

世間ではフィリピンの大統領と政治家はすべて自分の給料を今回の支援に寄付する素晴らしい人たちだと絶賛されているようだが、この国の富裕層の裏の顔を見てしまえば、どうせ他国からの巨額な援助を前提とした政治的パフォーマンスじゃないのかと穿ってみたくもなる。

むしろ小型ガーゼマスクたった2枚を巨額な税金を使い配給しようとする歴代最悪の汚名を堂々とかぶる某国総理の方がかえって清々しささえ感じる。

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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