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2013年~2016年 モトボサツ勝手にブログセブ島編 カテゴリー別
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【シーズン1】モトボサツ勝手にブログセブ島編|カテゴリー別記事
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意外と知られていない住民登録の罠
日本到着後、14日間の自主隔離生活を過ごすために借りた空港から徒歩5分の物件は、ティムがAirBnBで見つけてきたものだった。
現実的に妻というよりは秘書としての役割が大きいようだが、昨今の変則的なオンライン手続きをIT音痴な私が触ると途端にエラーを食らったりロクな目に合わない。
向こうもそれを心得ているようで黙々とこなしてくれるのだ。
福岡空港から徒歩圏内「ステイエアポート」は評判通り当たりで、地下鉄まで徒歩5分、コンビニ1分、部屋の装備は至れり尽くせり。
当初は14日間の滞在期間中に次にどこか物件を見つけ移動する予定だったが、あまりにも快適なので、追加金を支払って2月末まで滞在を延長することにした。
そして、ついでにマンスリーの金額も出して貰ったのだが、1カ月の家賃が約7万円。
一瞬結構いい値段すると思ったが、Wi-Fi爆速で水道光熱費も全て込み。
しかも住民票登録もさせてくれるという寛容さ!
住民票手続きさえクリアー出来れば日本のキャリアからスマホのシムも買えるし入管の手続きも出来る。
パスポートだけでは住民登録ができないシステム
博多区役所へ出向いた。
今滞在している宿で住民登録が問題ないか試してみることにしたのだ。
成功したら見積書通り7万円支払いもう1月滞在すればいい。
福岡市の中でも西や東の新興住宅エリアよりも古い情緒のある博多区が好きだ。
そして博多区は日本で最後に住んだ場所であり、海外転出届けもそこで行った明確な記憶が残っている。
「博多区へお住まいになられたことはあるとですか?」
いまどき珍しく牛乳瓶の底のような分厚い眼鏡をかけた女性の担当者。
年の頃はそうさのぉ25歳くらいか。
区役所勤務は意図的に地味じゃないとダメなのだ。
しかし、客対応は過剰なほど丁寧で、区民をVIP対応している。
同じ役所でもフィリピンの役所とは月とスッポン。
「フィリピンからの転入ってことですが、パスポートはございますか?」
セブからマニラを往復したり、怪しいオーラを放つ唯一無二のパスポートを提出した。
「アレレ!?入国スタンプの押してなかですよ!」
牛乳瓶はもう一度私のパスポートを念入りにめくっている。
入国スタンプがないって日本であり得るのか?!
「日本の入管職員はフィリピンと違って押し忘れたりせんでしょうw」
一生懸命、入国時の記憶を手繰り寄せた。
2月10日の午後、福岡空港へ着陸し、いきなりターミナル内の階段下に集められ、そこからスマホにアプリを強制インストールされ、唾液検査場へ行った。
そしていくつか尋問があり、唾液検査が白で、そのままスーツケースを拾って外へ出たという記憶しかない。
つまり、入国管理の一般窓口を通過した記憶がない。。。
いや、日本の入管のチェックがあっさりし過ぎて印象に残っていないのだ。
「じゃあ、10日に到着した証拠として航空券の控えはありますか?」
「はい、よかです」
牛乳瓶はカチャカチャと端末を弄り始めた。
ようやく住民票をゲットし、それからちゃんとしたシムを買ってスタートラインに立てる!
今まで入国後に何かがスムーズに行った試しがない。
やはり事件が起きた!!
「あの、博多区には一切レコードが見当たらんとですが。。。」
14年も前の事なので全てはうろ覚えだが、確かにここで海外転出の手続きは行った記憶は鮮明に残っている。
その時の気持ちも。。。
しかし、同時に北九州市から住民票を移さずそのまま住んでいた可能性も浮かびあがった。
海外転出は住民票のある役所じゃなくても出来るのだろうか?
「住民としての履歴がない方は戸籍謄本と附票の添付が必要なんです」
「ちなみに本籍地はどちらですか?」
「長崎なら出島もありますし、そちらへの転入の方がよろしいかもしれませんね。。。」
戸籍の附票って何?
戸籍の附票とは、本籍地の市区町村において戸籍の原本と一緒に保管している書類で、その戸籍が作られてから(またはその戸籍に入籍してから)現在に至るまで(またはその戸籍から除籍されるまで)の住所が記録されています。詳細リンク
住民記録が消えた理由
事後的に分かったことだが、やはり一旦海外転出届を出した人が本籍地以外のエリアへ転入する場合、戸籍謄本と住所履歴を示す附票が必要というわけだ。
これは頻繁に行う作業ではないので、経験者しか知らない情報だろう。
海外から転入する人の注意点
本籍地と違い場所に住む人は面倒くさい#戸籍謄本と附票が別途必要 pic.twitter.com/RUgLzGwcC0— モト ボサツさん@南国ノンフィクションブロガー (@motobosa02) February 26, 2021
一旦海外転出した人の情報はそれまでの履歴を含め一掃されてしまうのかもしれない。
つまり、出来れば本籍地のある場所へ戻るのが最もスムーズというわけだ。
私の場合、窓口の人が言うように出島もある長崎市へ戻って日本の住民となる方がスムーズなのだ。
まとめ
パスポートさえ持っていれば何とかなるという日本ではない。
本籍地の役所が発行する戸籍謄本がやたらと絡んでくる。
そして戸籍謄本を郵送で取り寄せる場合、パスポートは本人確認として有効ではないということは留意しておきたい。
また、入国が分かるスタンプを押して貰えたら良いのが、自動改札対応で不可の場合、航空券の半券は捨てずに保管し入国証明として使えるように暫らく保管しておいた方が良いだろう。
繰り返すが、できれば本籍地のある市区町村への転入からスタートするのがスムーズだ。
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