午前五時半。
この季節はまだ位うちに早朝ジョギングへ出かける事になる。
そして5時45分位に突然空が白けてくる。
汗を流した後全身が軽くなるのがやめられない。
しばらくしてシャワーを浴びて朝のお勤めが終わる。
その日はシャワールームにパンツを持って行くのを忘れたので素っ裸で階段を駆け上ぼり一気に部屋へ入った。
するとななななんとティムが私の携帯を物凄い形相でチェックしている最中だった。
あっ!?
お互い同じ音ではもってしまった。
おおお前俺の携帯チェックした?
チェック現場にでくわしながらそんな質問も変なのだが。。。
無言でひきつりながら部屋を出て行くティム。
数年ぶりの携帯チェックだった。
昔携帯チェックされるたび大ゲンカした。
そして二度と携帯チェックしませんという約束まで取り付けたが、フィリピンでは約束は基本的に守られない。
一体どこまでチェックしたのだろうか?
私は怖いので考えるのをやめた。
昼過ぎ恐る恐るLINEを見ると、色気のあるメッセージは根こそぎ削除されていた(パタイ(人間の最後に訪れる儀式)
消された内容についてはとても書けないが、普通極刑だろう。。。
日本語の授業が夜7時からあるのだが、マインドは仮パタイ(人間の最後に訪れる儀式)状態。
カリキュラムの確認どころではなかった。
夕方6時前オフィスへ行ってみるとティムが居た。
私の心配をよそに想定外に穏やかだった。
不気味だ。。。
夜寝ている間トマホークをやられないようにパンツ3枚履いて寝ることにしよう。
フィリピン人の妻や彼女をもつ日本人の多くは同じ被害にあっている。
モトボサツ調査によるとナント9割のフィリピーナが彼氏の携帯をチェックした経験がある。
そして愛の証だとぬかす。
詭弁にもならない意味不明な理由。。。
本当の愛は束縛しない。
フィリピンの発展を妨げているのはこの執着系嫉妬だ。
あまり縛られると自由な経済活動が極端に妨げられ、生産性やモチベーションが一気にさがる。
タンバイを製造しているのはフィリピーナの嫉妬。
嫉妬が母になると甘やかしへとつながる。
携帯にロックは心のロック。
私はしばらく貝のように心を閉ざす事にしよう。。。
つづく
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