カリカリに焼いた2枚のトーストブレッド。
毎朝ティムがジップロック袋に詰めてくれる。
良く焼いたパンを食べるとその日は体調が良い。
そうやって自分の健康法を自分で見つけていくのが、正しいフィリピンライフ。
エスカリオ通りの無駄に長い信号。
私はパンをバッグからおもむろに取り出した。
その瞬間、物乞いの小さな女の子と目があった。
おもむろに近づいてくる。
パンは2枚。。。
1枚だけあげて残りは自分で食おうかな。
せこい考えが頭をよぎった。
いや、待てよ!
もしかして、女の子は優しくて、きっと一緒にいるオヤジにパンをそのままあげてしまうかもしれない。
俺が食うより二人で仲良く食べてもらうか。。。
ジップロックごとそのまま渡した。
「クヤ、サラマーット」
その声が、私にとっての最高の朝食となった。
信号が青に変わった。
私はアミーゴのアクセルを床まで踏み込んだ。
結局、体に悪い朝マックばまたしてしもうたばい。
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