富はMr.ヘンリーシー
クリスマス前だから。。。
これが犯罪報道の枕言葉となっているフィリピン。
先週から佳境に入ったクリスマスパーティー。
パーティーを主催する側も参加する側も物入りだ。
基本的にギフト交換アイテムは200ペソ以上というレギュレーションを敷かれるが、やはり300~500ペソの商品を買ってしまう。
10件のクリスマス会に参加したとして3000ペソ~5000ペソは使う。
更に、得意のファミリー向けのアイテムが追加されれば、総計で1万ペソは下らない。
儲かるのはSMだけ。
この狂った風習を何とかしないと、富はMr.ヘンリーシーに集中し、ますます貧富の差が広がるフィリピンは犯罪都市へと一気にブーストアップするのだ。。。
しかし、まあ、実に、貧富の差が生まれやすい事ばかりしてるなぁと思うクリスマスシーズン。
Dahil malapit na ang pasko
”クリスマスが近いから”
犯罪が起きるたび繰り返される、お馴染みの枕詞だ。
フィリピン大得意のフェイスブックを使った犯罪は後を絶たない。
最近起こったフィリピンあるある系の犯罪をご紹介したい。
新品フラットスクリーンTV売ります。
如何にも最近クリスマスプレゼントで貰ったばかりと錯覚させるような雰囲気が出ている。
所定の口座へオカニを振り込み、いざ商品が届いてみるとそれは3/4が合板のフィリピン製テレビだった。
変な話、ナンチャッテでも、ちゃんと物が送られてくるだけマシだが。。。
オカニを先に手にいれた者が一気にアドバンテージを持つ。
まさにこの国こそが資本主義の権化。
フェイスブックの売ります飼います系で最も食いが良いアイテムがこのテレビとスマホ。
犯罪者はフィリピン人の傾向を分析し、きちんとマーケティングが施されている。
キツネとタヌキの馬鹿しあい。
被害者は単なる敗者扱いされる。
この国ではやられる方が悪いと痛感する瞬間だ。
フィリピンでのオンラインショッピングは無理。
売主と飼い主の信頼関係が必要な世界だ。
店で商品を買う時でさえ、ちゃんと動くか試験をして購入する。
日本でこんな風習は無いので、ちょっとしたカルチャーショックだった。
ましてや、オンラインとなると、そのリスクはエベレストより高い。
まあ、とにかくオカニを先に払ったらリスクがグンと高まるという事を念頭に2016年をもう少しだけ耐えたいと思う。
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