【業務連絡2】
「アテェ~、生理が遅れてる。。。」
ジがティムに不安を打ち明けていたのを偶然聞いてしまい、それ以降、私はまるで自分自信が妊娠したような重い気持ちで生活していた。
「おい、ティム。やっぱマブドスなのかな?」
「シグラ~ド」
ビサヤ語でマブドスは妊娠、シグラドは確信を得た状況を指す。
「だって、以前はトトイがワラだったのに最近、マスダコ!」
トトイ:トトイ(女性のむね)
ワラ:ない
マスダコ:より大きい
余計なお世話だが、要するに以前はガマイトトイだったのに、最近胸が大きくなってきているからか妊娠が確定的だというのだ。
もしそうなら、彼女の後任をまた探さないと行けない。。。
一気にブルーになってしまった。
先日の日曜日、朝のトイレ掃除を済ませ洗濯場で座禅をしていると、ティムが静寂を破って大声で走り込んできた。
「ジの生理がついに来たよ~!!」
我が家に激震が走った。
私は座禅から一気に覚め現実の世界へ戻った。
「いや~よかったねぇ~」
ティムのあのトトイ分析はいったいなんだったのか?
本当にフィリピン人の言うことはあてにならんと思った次第。
そして、その日ジは、元カレの実家に置いてきた荷物を取りに行くと言い出した。
私は反対したが、ティムはすべてはジ次第だと悠長な事を言い出した。
「また、あいつが戻ってこなかったらどうするだよ?」
「ダイジュブ」
根拠が全く分からないが、大丈夫らしいので任せることにした。
夜8時過ぎ、ジはまだ戻ってこない。
「あいつ大丈夫かよ。。」
「。。。」
また我が家は重苦しい独特の雰囲気に包まれた。
重苦しい雰囲気のせいか、元妻が娘を連れ勝手に実家へ戻ってしまった時の事を突然思い出してしまった。。。
負の連鎖だ。
私は一人息苦しくなり、寝ているカワイイちゃんにしがみついた。
すっかり寝ていたカワイイちゃんが起きてしまった。
寝た子を起こす私に怒るティム。
切なさが消えないセブの夜。
そうこうしているうちに、午後9時過ぎドアがガチャリと開き、ジが戻ってきた。
私が思った通り、タンバイの彼氏とその両親から引き止められていたらしいが、きっぱり別れを告げてきたとのこと。
さて、妊娠疑惑がクリアーになったジ。
事ある毎に本ブログ記事で報告していきたいと思う。
もし良かったらランキング応援クリックぜひ強めにお願いします!
SPONSORED LINK