セブのオシャレカフェdolce。
マルコポーロホテルやANZANI、BMWの販売店が並ぶ高級エリアの一角にある。
きっと意識高い人達の集まる場所なので、周辺視野に入れないように生活してきたが、ティムがdolceにちょっと寄れというので、黙って従った。
店内は純白を基調としたセブらしくないクリスタルな透明感と光沢のある家具を驕る。
自分の居場所は場末のダンキンドーナツ。
そんな生活から妙にオシャレな場所へ行くとケツが落ち着かない。
俺、ホット
「Brewed coffee lang」
と機械的に答えようとしたその瞬間、ティムの1オクターブ高い声が店内にこだました。
「ホイ!これLANDERSのマフィンやん!?」
明らかに固まるスタッフ。。。
「4つで169.75ペソで売ってるアレだよ」
ティムはWala akong paki alam 状態でコンビネーションを叩きこむ。
あとで恐る恐る値段を確認したら、本当に169.75だった。。。
小数点までキッチリ覚えているなんて恐ろしい女だ。
そういえば、Landersでマフィンを大量購入しているフィリピン人を見たことがある。
「おいおい、あんたマフィンどんだけ好きなん!?」
って思いながら眺めていたが、実は、Landersで買ったものに利益をたっぷり載せてオリジナル商品風に見せて売るのだ。
42ペソの原価の物がdolceだと100ペソ近くで売られる。
客は文句言わずそいつにかぶりつく。
これぞ、セブの”せどり”。
せどり(競取り、糶取り)とは、『同業者の中間に立って品物を取り次ぎ、その手数料を取ること。また、それを業とする人(三省堂 大辞林より)』を指すが、一般的には古本用語を元にした「掘り出し物を第三者に販売して利ざやを稼ぐ」商行為を指す言葉。
マフィンが掘り出し物かどうか分からないが、フィリピン人はマフィンが大好きだという事実は私の調査からも明らかになっている。
サリサリストアーの仕入先がLa nuevaでおしゃれなカフェの仕入先はLanders。
平日の朝からズラッと並ぶ車。
せどり商品仕入れの時間だ。。
こちら良かったら応援クリック強めにお願いします!
↓↓↓
SPONSORED LINK