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【せどり】”LANDERS”でマフィンが売れる理由 平日の朝から大行列

投稿日:2017年6月27日 更新日:

セブのオシャレカフェdolce。

マルコポーロホテルやANZANI、BMWの販売店が並ぶ高級エリアの一角にある。

きっと意識高い人達の集まる場所なので、周辺視野に入れないように生活してきたが、ティムがdolceにちょっと寄れというので、黙って従った。

店内は純白を基調としたセブらしくないクリスタルな透明感と光沢のある家具を驕る。

自分の居場所は場末のダンキンドーナツ。

そんな生活から妙にオシャレな場所へ行くとケツが落ち着かない。

俺、ホット
「Brewed coffee lang」

と機械的に答えようとしたその瞬間、ティムの1オクターブ高い声が店内にこだました。

「ホイ!これLANDERSのマフィンやん!?」

明らかに固まるスタッフ。。。

「4つで169.75ペソで売ってるアレだよ」

ティムはWala akong paki alam 状態でコンビネーションを叩きこむ。

あとで恐る恐る値段を確認したら、本当に169.75だった。。。

小数点までキッチリ覚えているなんて恐ろしい女だ。

そういえば、Landersでマフィンを大量購入しているフィリピン人を見たことがある。

「おいおい、あんたマフィンどんだけ好きなん!?」

って思いながら眺めていたが、実は、Landersで買ったものに利益をたっぷり載せてオリジナル商品風に見せて売るのだ。

42ペソの原価の物がdolceだと100ペソ近くで売られる。

客は文句言わずそいつにかぶりつく。

これぞ、セブの”せどり”。

せどり(競取り、糶取り)とは、『同業者の中間に立って品物を取り次ぎ、その手数料を取ること。また、それを業とする人(三省堂 大辞林より)』を指すが、一般的には古本用語を元にした「掘り出し物を第三者に販売して利ざやを稼ぐ」商行為を指す言葉。

参照元

マフィンが掘り出し物かどうか分からないが、フィリピン人はマフィンが大好きだという事実は私の調査からも明らかになっている。

サリサリストアーの仕入先がLa nuevaでおしゃれなカフェの仕入先はLanders。

平日の朝からズラッと並ぶ車。

せどり商品仕入れの時間だ。。

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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