人間が変わる方法は三つしかない
二つめは住む場所を変えること
三つめはつきあう人を変えること
最も無意味なのが「決意を新たにすること」である。
決意だけでは何も変わらないという。
これは大前研一という著名なコンサルタントが語った事だが、私個人の見解では最後は決意ではなく「決断する習慣」があればまた話は違ってくる気がする。
些末なことはさておき、結局人間を取り巻く環境が与える影響の大きさを述べているのだ。
特にフィリピン人は周りの環境に左右されやすい傾向にある。
ダメな店はスタッフ全員が判で押したようにアウトだったりするのはお約束。
スタッフ教育が素晴らしい事で有名なブレッドショップAbaca某店で知り合いのフィリピーナが働き始めた。
彼女は私の知るかぎり、評価としては確実にD判定だった。
クビになったのか自分で辞めたのか知らないが、数カ月おきに転々と職を変えた。
そして、どんなツテで入ったのか知らないが、なんとあの輝かしいAbacaで働き始めた。
そして、先日、その店へ行くと彼女がレジのところにいた。
「Good Afternoon!」
凛とした張りのある声で客を迎えていた。
以前は気怠さ200%増しといった具合に、接客どころか客を追い返すような最低の接客態度をとっていたのだが、Abacaで見る彼女はまるで別人になっている。
自信に満ちてキビキビと動く彼女を見て、誰が1年前まで怠いD判定なダメフィリピーナだったと想像できようか。
まず、声が違う。
迷いのない目つき。
今まできっと自分の人生に対してネガティブで卑屈だったのに、今では背筋がピンと伸び、仕事に対する責任と誇りさえ漂う。
D判定のフィリピーナも環境が変わればAになれるのだ。
ダメなものはダメだと「絶望と諦めが肝心なフィリピンライフ」と結論づけていたが、その日は何だか救われた気がした。
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