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【いびつな家族愛】フィリピーナ悲しい宿命「長女vs母親」|長女は一家の人柱だ

投稿日:2019年9月15日 更新日:

モトボサツの過去

日本人の元嫁と別れて悟ったことがある。

ちょい悪ボサツ
日本人女性とはきっと縁がないとです
イノセント
ボサツさんってちょっと極端過ぎるわ♡

そう。極端というかちょっと短絡的な所が昔からあるのだが、その稲妻に打たれたようなインスピレーションに突き動かされ15年間、外国人女性限定でお付き合いをしてきた。

そして最後に落ち着いたのがフィリピン。

長女と縁がある

いままで付き合った外国人女性に一つだけ大きな共通点がある。

そういえば皆さん長女だった。

これは宇宙からの啓示なのか?

うちの今一緒にいるティム、ウクライナキエフ出身のA子、セブのジャングル出身の元カノT、オランゴ島出身で現在オーストラリアにいるAN子もダウンタウンでアカウンタント事務所をやっているS子も全て長女だ。

そして、もう一つ絶対的な特徴がある。

それは母親と大変仲が悪いということだ。

フィリピンはよく貧しいがファミリー愛が強いとか言われるが、形式的に見ればそうかもしれない。

しかし、腑に落ちないことは多い。

長女は一家の人柱

フィリピンの母親は基本的に長女に厳しい。

愛ある適切な厳しさというよりも、悪意さえ感じるレベルで長女に対して扱いが乱暴だという印象が強い。

そして、長女にはめっぽう厳しいが、長男や次女には超甘いというアンフェアな状況。

おそらく、フィリピンの長女を全員集めてこのことを問いかけるときっと皆首を縦に振りながら「サクトな~」と合唱するだろう。

このアンフェアな環境に傷つきながらフィリピンの長女は家庭の人柱にさせられる。

元カノTは日本へ行くと言った瞬間、母親に顔をたたかれ、猛反対された。

その理由は長女の身を案じているのではない。

長女は家庭の犠牲となってその家にとどまり、親の代わりに弟や妹を養う義務を課せられるのだが、日本へ行ってしまうとその責務が微妙となる。

だから母親は彼女を維持でもセブに留めたかった。

詳細はこちらをじっくりご覧ください。

うちのティムの場合も同じで、亡くなった父親とは大変仲が良かったが、母親はティムに鬼のように厳しく、長女へ辛く当たる母親とは昔から折り合いが悪い。

彼女は大学を卒業した後、スービックへ逃げた。

その後も実家へ全く寄り付きもしない。

長女のくせに実家へ送金しないティムの事を母親は責める。

ティム
私には私の人生と家庭があるの!

自分には自分の家庭と人生が既にあると言って送金の要求を撥ねつけている。

それをさせているのは私だと思われているので、ティムの母親は私の事が大嫌いだ。

号泣する語学学校の講師

先日、某語学学校の女性講師が号泣していた。

フィリピンあるあるなシングルマザーだ。

歳の頃はそうさのぉ、30歳前後か。

彼女の父親は家を捨て、貧しい母子家庭で育った。

しかし、高校、大学と全て自分で働きながら学費を稼いで卒業したそうだ。

だから大学卒業も他のストレートな人達よりも4年ほど余計にかかっている。

その成果、ほかの講師とは月とスッポンに気が利いており、生徒さんからの授業評判も最高だ。

自立して自分の人生を自分で作りたいという気持ちが強い女性だ。

しかし、その人生の向かい風となるのがファミリーの存在。

彼女は家を出て自立して生活したいと願っているのだが、母親がそれをさせない。

元カノTと同じパターンだ。

長女は家庭の人柱となり、人生を犠牲にしてでも家族を養う義務を与えられる。

朝から母親が暴れたらしい。

彼女が働きに行っている間、あんたの子供の面倒なんか見たくないキレはじめ、かなり暴れたらしい。

われ思うに、フィリピンという国のいびつなファミリーのしわ寄せが長女へと押し寄せる。

長女とばかり関係を持ち彼女たちの悲哀をたっぷりと横目で眺めてきたので、フィリピンは家族愛に溢れるとか爽やかに言っている日本人を見ると憤りを感じずにいられない。

 

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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