世界一災害の多い国の異名をとる日本。
60年の観測史上最も強烈な台風が日本の首都圏を直撃しようとしている。
日本では台風19号だが、海外ではSuper-Typhoon Hagibis (ハギビス)と呼ばれているが、10月中旬という時期に関東を大型台風を襲うことは珍しい。
2013年11月フィリピンのセブ島北部およびレイテ島に甚大な被害をもたらしたYolanda(Haiyan)も季節外れのスーパー台風だった。
ところでフィリピンといえば台風被害のイメージが強い。
大型台風直撃の数よりも、基本的に災害の耐性が非常に弱いのだ。
排水機能は脆弱で、日頃から少し強い雨が30分以上降れば瞬く間に道路は川のように流れ、排水溝からは水が激しく噴き出し、遂にはボートが登場したりするのだ。
日本では災害にならないレベルの雨量でもすぐに災害となってしまうのだ。
1000人以上の犠牲者を出したフィリピンの台風
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1000人以上の命を奪ったフィリピン台風の歴史
基本的なインフラや建物の強度、排水機能が脆弱なフィリピンでは同じ規模の台風が襲ったとしても日本とは比較にならないレベルの ...
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ワースト3 Thelma (Uring) - 1991 5000~8000名
ビサヤ地方を襲った台風で、5000~8000人の方が亡くなっている。風速75 km / h、992 hPa の規模。レイテ島オルモック、ネグロスオキシデンタルが被害の中心部。
ワースト2 Haiyan (Yolanda) - 2013 6300名
2013年11月8日、セブの北部およびレイテ島を直撃。6300人以上の方が犠牲となり、教会の中に設置されていたカメラにはまるで映画のシーンのように荒れ狂った暴風の様子が映し出された。
ワースト1 Haiphong - 1881 20000名
フィリピン北部ルソン島を襲った台風で2万人の方が犠牲になり、さらにベトナムにも甚大な被害を及ぼした。
日本人の習慣に驚くフィリピン
フィリピンでも台風19号のニュースは盛んに報道されているが、中でもフィリピン人が驚いているのが日本の台風への備え方だ。
台風ハギビスが太平洋沿岸に近づき、本州の関東地方と東海地方を脅かしたため、人々は金曜日にスーパーマーケットや金物店に急いで物資を買い求めていました。
2013年にフィリピンセブ島北部およびレイテ島を襲った巨大台風Yolanda(Haiyan)の時は、情報伝達の遅いフィリピンでは上陸の前日あたりから少しだけ話題になり、懐中電灯を買っている人がチラホラいた程度だったが、スーパーやコンビニの棚がスカスカになるようなことはなかった。
事前に食料を買い込む客
フィリピンには段取りという概念がほぼ無く、万が一という見えない将来に備えるという習慣がほぼない。
だから事前に情報を察知するニーズもないので、情報が遅く不正確。
フィリピンで起きた地震の情報でも日本経由の方が断然早いという不思議な現象が起きるのだ。
段取りの無いフィリピン人は日本人の早すぎる準備に驚きを隠せない様子。
蟻とキリギリスに例えると明らかに日本は蟻でフィリピンはキリギリスといった国民性なのだ。
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