いま、うちのカワイイちゃんはお陰様で5歳になっている。
丁度幼児から少女へと切り替わる年齢で、会話も一丁前だ。
大きな病気もせずセブというワイルドな環境にも負けずスクスクと健康に育ってくれて有難い。
先日、カワイイちゃんが階段を下りて来て私に声をかけた。
私はその瞬間、遠い記憶の波に飲み込まれた。
今から15年前、当時5歳の娘がいた。
うかつにも平和だと思いこんでいた家庭への晴天の霹靂。
元妻が福岡の実家へ子供を拉致して逃げ帰り、私から子供を引き離した。
娘と私が最後にあった時のことを今でもはっきりと覚えている。
私がボロボロの精神のまま元妻の実家を訪れたとき、娘が階段を降りてきてこう行った。
「パパ遊ぼう」
しかし、元妻は鬼の形相で娘を追い返した。
私はそれ以来、最後に見た娘の面影だけを追い続けながら孤独に生活してきた。
賑やかだった大都会の名古屋から一変、辺境の北九州若松へとスレージを変え、30代中盤での仕切り直しを図った。
北九州市のジャスコで父親と娘が一緒に歩いている姿をみるたびに心が張り裂けそうだった。
出家でもするような感覚で、早朝ランニングと肉体トレーニングにとりつかれていった。
元来、海外なんて全く興味がないドメスティック男だったのだが、日本人女性に対する一種のトラウマのせいか、プライベートでは外国人とだけ付き合うようになっていった。
そんな流れで縁あってセブのジャングルの中にある集落へ連れてこられた時に見た光景はすさまじく私の心に響いてしまった。
うわっ、5歳くらいの子供がたくさんいる!!!
ここに住めば心の棘が溶け落ちるのではないだろうか?
心の声が聞こえた。
まさかそれから10年以上もフィリピンに住むことになるとは思わなかったが、私がまず最初にビサヤ語を覚えたいと思った動機は子供達と会話したいと思ったことだった。
いまうちのカワイイちゃんは5歳になり、娘と最後になってしまった瞬間だ。
こんなだったんだ。
私はカワイイちゃんをしばし眺めながらあっという間の15年の歳月を遡る。
これから私の知らなかった娘の成長。
父が娘に語るサバイバル術等、いろんな話をするのが待ち遠しい。
私は73歳という寿命設定をしているのだがセブのヤワ(鬼)が笑いそうだ。
あと20年間カワイイちゃんと一緒に自分の知らなかった世界を味わいたいと願う。
参考サイト
http://chubu-kyoudousinken.com/index.php?%E8%A6%AA%E5%AD%90%E5%BC%95%E3%81%8D%E9%9B%A2%E3%81%97
一方の親による別居時の子どもの連れ去り、その後の別居親と子どもの引き離しは、引き離された親子に対する人権侵害です。日本では、日弁連が「子を一方的に連れ去るのは違法である」と公式に発表しておきながら、弁護士が子どもの連れ去りを指南し、裁判官が追認するという恐ろしい人権侵害が行われています。
子の連れ去り、親子引き離しが不当行為である理由と科学的な根拠については、Kネット九州がまとめた資料を参照ください。⇒Kネット九州・資料子どもの連れ去りを指南する弁護士
「弁護士が書いた30代離婚の教科書」(大川浩介・辻祥子弁護士著)には、「親権を譲りたくないときは、必ず子どもを連れて別居する」「(一方の配偶者名義の預貯金を含め)必要な物は別居時にすべて持ち出す」など、一般国民では非常識なことが、法曹界で常識として考えられていることが記載されています。
一方の親による別居時の子どもの連れ去り、その後の別居親と子どもの引き離しは、引き離された親子に対する人権侵害です。日本では、日弁連が「子を一方的に連れ去るのは違法である」と公式に発表しておきながら、弁護士が子どもの連れ去りを指南し、裁判官が追認するという恐ろしい人権侵害が行われています。
子の連れ去り、親子引き離しが不当行為である理由と科学的な根拠については、Kネット九州がまとめた資料を参照ください。⇒Kネット九州・資料
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