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セクシーになれる罰「腕立て伏せ50回」|セブでコロナが減らないシリーズ

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楽しすぎる罰に懲りない市民

セブ市はフィリピン全土の中でも突出したコロナ感染地帯となっているが、不名誉なNo.1の座に輝くにはやはりそれなりの根拠があるのだ。

ヒトからヒトへのウイルス感染するコロナウイルスに対抗するには濃厚接触を防ぐしかないのだが、ルールに従うのが苦手なセブアノ達は大統領から直々に「マティガス アン ウロ(バカ野郎)」と呼ばれるほど、まるで反抗期の子供みたいに聞き分けのない人種にカテゴライズされてしまっている。

コロナ全国一に輝く都市の特徴として最も分かり易いのはルールの形骸化。

外出許可証を持たずに出歩いている人やマスクを口ではなくアゴにかけている人などルール違反者がわんさかいるのだが、罰が現場で適当に決められる。

正に放置国家だ。

感染者の多い「Labangon(ラバゴン)地区」で外出禁止違反していた男性に対しその場で腕立て伏せ50回の刑が科された。

「せめて100回にしろ」という声もあるようだが、回数の問題ではないのだろう。

ルールが嫌いな人達

セブの良さは適当さ。

ガチガチのルールと閉塞感に縛られた日本から脱出して来た人はそこに痺れるらしい。

まさに人にやさしい南国のユルさだが、悪く言えば超いい加減。

最も有名なのはフィリピンタイムと呼ばれる平均40分の遅刻。

時間に関してルーズなのではなく朝昼晩の感覚しかないので時計はアクセサリーの一部となっている。

壁にかけてある時計は99%止まっていたり、時間が大幅にズレているのだが誰も気にしない。

腕時計も同様で、日本のように全員の時計がピッタリと揃うことは100%ありえない。

私の経験として、以前私がセブの大学で日本語を教えていた頃に頻発したことなのだが、ある日の午後、携帯電話へテキスト(ショートメッセージ)が来た。

仕事関連のメッセージはすべて個人の携帯メッセージかフェイスブックメッセンジャーなのだ。

相手は大仁田厚に似ているオバちゃん教授だ。

「明日のモーニングに部屋に来て」

ちょい悪ボサツ
何時っすか?

「明日のモーニングって書いてるでしょ!」

ちょい悪ボサツ
だから何時なのか聞いてるのよ

「モーニング!!」

もうこれ以上のツッコミは無意味だと思い、自分なりの常識で午前9時に彼女の部屋へ行ってみたら居なかった。。。

10時になっても覗いたが来ていない。

大仁田が来たのはなんと11時45分過ぎ。

こんな経験が山のようにあるのだ。

つまりルールを決めると自分の行動が制限されるのでそこを避けたがるのだ。

ここでセブらしい解決策として、私もギリギリの午前中に行けばよかったのだ。

お互いに我儘を存分にぶつけ合うことで程よいバランスが生まれる仕組みだ。

 

まとめ

今回のコロナ渦で明らかになったことは、フィリピン人はやたらと仰々しいルールを作るのは大好きだが、考えが浅いので問題が発生するたびにリバイズしまくり、分けが分からないほど複雑になって終いには誰もそれに従わないとう流れ。

つまりここでは法律を始めとする各種ルールは権力者の自己満足を満たすツールに過ぎない。

だからその場のノリで罪に対する罰も決まってしまう。

今回のコロナの外出禁止違反者に対する腕立て伏せ50回は正にその象徴と言えよう。

半日ズンバで踊る刑という楽しそうなのもあった。

街頭掃除の刑という参加したくなるような爽やかな刑もある。

もちろんコロナ件数は一向に減らない。

大統領が超法規的に犯罪者を葬るのも法律が機能しない国という特徴を大いに表していると言えよう。

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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