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子供が高熱で緊急入院
つい先日、セブ在住日本人の方から連絡が入った。
お子さんが突然の高熱で緊急入院したということだ。
医療崩壊。。。
そんなコロナ渦のセブで病院に行くことは最高にリスキーで、悲劇的な事例が示すように高い確率でERをたらい回しにされてしまうことは想像に難くない。
セブで生活する母子家庭は意外に多く、子供と二人なんとか頑張って生きている。
コロナ渦でただでさえ心細い中、子供が高熱。。。
病院に行きたくないが、このまま放置するのはもっと怖い。
異国で生きる母親の不安な心境を想うと心が痛む。。。
夜分に失礼します。
息子が高熱でオスメニャの方のチョンワに今夜から入院になりました。
今、熱でERにかかった患者は全員?コロナの検査が必須とのことで、その結果が出るまでは、3300ペソ/日の個室代、ドクター用の防護服代3300ペソがかかるとのことなんですが、加入の保険ではどこまで対応になりますか?
病院へは根回しが必要
息子さんが入院という事を知った瞬間、医療崩壊中のセブの病院に入院できたこと自体が驚きだった。
ベッド占有率98%
空いてる2%分はVIP用のスペアなのか?
LOOK: Health Sec. Duque meets w/ officials of Chong Hua Hospital (CCH), a private facility catering to COVID patients in Cebu City. Duque says govt hospitals will help as CCH deals w/ 98% occupancy rate of its 190-COVID bed capacity. Camera from DOH | via @kristinesabillo pic.twitter.com/tmPWe8oXq7
— ABS-CBN News Channel (@ANCALERTS) July 2, 2020
ショートメールから抜粋
私達は、チョンワの小児科医をかかりつけにしていて、そのドクターに直接連絡を取り、ERのチーフに話を通してもらいました。
かかりつけ医は小児科であればベッドの空きがある、と仰っていて、ERの待ちも診察後のベッドに空きがあるからと、こっそり?優先してくれました。
ただ、普通に行ってしまうと、入口のスタッフには、たとえ小児であっても待つしかないと言われました。
事前の根回しは必要かもです。
かかりつけの小児科のドクターがそれなりに顔が利く人で、さらに患者が小児科扱いだったということが不幸中の幸いとなった。
医療崩壊中のセブでいきなりERに行くとほぼ門前払いされたらい回しになる可能性が高い。
この時期は特に子供のいる人はかかりつけのドクターの連絡先を確認しておくことは大切だ!
ER待ちの救急車の中で息を引き取る
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【震撼】セブ島医療崩壊の現状|外国人が救急車の中に8時間放置され死亡
もし良かったらここで1回ランキング応援クリックお願いします!! にほんブログ村 医療崩壊の現実 先日、ツイッターにてコロ ...
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セブ市 知人のお子さんが数日前に高熱を発症し2泊3日入院
コロナ及びデング熱検査は陰性
気になる医療費の請求額は13万円弱 #かかりつけドクターがERエクスプレスをアレンジ#各ドクターの防護服代毎回7000円#隔離部屋一泊7000円#医療保険あり#退院後交通機関なしでレンタカー利用
— モト ボサツさん@子供と成長中 (@motobosa02) July 7, 2020
防護服3000ペソ、隔離部屋3300ペソ
さて、最初のメッセージの質問だが、今チョンワ病院へかかるとドクターやナースが着用している防護服代が一着3000ペソかかるそうだ。
またERに入った患者は全員コロナ扱いされ、検査結果が出るまで隔離されるという。
待機中の部屋代が3300ペソ/泊するという。
保険会社へ確認すると全て保険でカバーされるとのことで一安心。
ER(緊急外来)の様子
ER内は通常であればカーテンで仕切られていそうなスペースが全て、半透明のビニールシートで仕切られていて、
防護服、マスク、フェイスシールドを纏ったスタッフ達が対応してくれました。
高熱と下痢の症状があると、咳等なくともコロナ疑いとなるようで、検査必須になり、隔離病棟へ。(今ココです)
コロナ検査は、院内ラボと、外部委託用と2つのサンプルを取り、鼻と口から綿棒でとるやつでした。
隔離病棟は付き添い1名まで可能。
付き添いの人間へのコロナに関する特別な配慮は特になく、食事は希望すれば付き添い分も別料金150ペソでもらえます。
その他、フードパンダ等のデリバリーも利用可能で、病院エントランスまで配達、その後は病院スタッフが運んでくれます。
ここから最近ではコロナ検査は院内ラボと外部と2本立てで行っているという事実が分かった。
患者への付き添い者に関しては特に検査も行動制限もないのが気になる。
オーダーしたブードデリバリーをスタッフがわざわざ病室まで運んでくるというサービスは有難いがもっとそのサービスを他の部分で発揮して欲しい。
可能性のあったデング熱もコロナ感染も検査の結果陰性だったそうだ。
私の知っている範囲でも子供の急な高熱のケースは非常に多い。
総額57,131ペソ(13万円弱)
入院代内訳
コロナ検査の結果待ちで使われた特別室の料金が3300ペソ、ドクターの防護服3200ペソがかかるという情報があったが、諸々の請求総額は57,131ペソ(13万円弱)でその内訳は下記の通りとなっている。
- 隔離病棟(個室テレビトイレシャワー付)3300ペソ /日
- 防護服 3200ペソ/着x7=22400ペソ
- ER利用料1200ペソ
- コロナ検査 10274ペソ(院内&外部委託)
- デング熱検査 3240ペソ
- 一般病棟(グレードは中程度) 2520ペソ/日
- ドクター代 4500ペソ
- その他 抗生剤や手袋等
一般病棟の2520ペソが、加入の保険でカバーされるのであれば、日本の古い大学ならあのくらいの室内だろうなと思ったので、日本人でも子供でも衛生的に問題はないような気がします。
セブ屈指の高級私立病院「チョンワホスピタル」だが、老朽化が否めなく、日本の建物に例えると築50年の風格がある。
医療崩壊写真が出回ったマンダウエ市のチョンワホスピタルは新しいブランチでコンビニやカフェやレストランを併設する現代的な施設となっている。
キャパオーバーで玄関の外に置かれるベッド
外部屋ほうがいいかも pic.twitter.com/sxT6EKHhom
— モト ボサツさん@子供と成長中 (@motobosa02) June 18, 2020
しかし、古い方のチョンワ病院のとはいえ、一泊2520ペソ(5500円)の個室となると高級な部類で、クーラー、シャワー、トイレ、テレビ、添い寝スペースもあったりするので日本人でもなんとか耐えられるレベルなのだ。
余談だが、病院食は日本のに比べると患者用とは思えない程カロリー塩分ともに驚く程高く、殆どの日本人が最も驚く瞬間なのだが、病院側としてはひょっとしてサービスしてるつもりなのかもしれない。
帰れないトラップ
今セブで退院すると漏れなく困るのが交通手段。
家の車で迎えのある人なら問題ないが、ECQ(外出禁止)措置でタクシーやGrab(グラブ)のような交通手段が一切無く、使えるのはドライバー付きのレンタカーのみだ。
病院のスタッフによると救急車をチャーターして帰る人もいるらしいが、現在の状況で乗れる救急車がいないということ。
問題はレンタカー手配の際のコミュニケーション。
ドライバー付きレンタカーにコンタクトしてもドライバーとの会話が成立しない。
つまり「フィリピンドライバーあるある」向こうの英語が怪し過ぎて意思の疎通がスムーズにいかないことだ。
実際、雇ったメイドやドライバーの英語がほぼダメでビサヤ語の通訳を頼まれたことがある。
交渉中のドライバーの電話番号をテキストで送って貰いこちらからかけてみた。
「いや~夜9時まで予定入ってて無理」
一般的にドライバーはふてぶてしい感じの雲助が多いが、彼はまるでサザエさんに出てくる三河屋さんのように気の良い感じだ。
「Sige Sige(了解っす)」
返事100点結果0点というフィリピン人の「Sige(了解)」は全く当てにならないのだが、とりあえず30分ほどして三河屋へフォローアップしてみることにした。
しかし、想定外に三河屋は代替を見つけてくれ、18時にチョンワのロビーまで迎えに行けるという話となった。
チョンワへ行く時はどうやって行ったのか分からないが、帰りが全く交通手段がなくて困るのが現状。
交通手段が無い時に使おう
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三河屋っぽいドライバー 09238396532
- 代替のドライバー 09179176015
1回1000ペソという高額料金だったが、この時期に歩いて帰るより100倍マシだろう。
ぜひ使ってあげて欲しい。
まとめ
結局お子さんの高熱はコロナもデングも陰性で2泊3日で無事退院できたので何よりだった。
病院内は、静かで落ち着いていて、San starで昨日取り上げられていた、屋外のトリアージスペースも日中は混み合っていて、そこで高熱の子を抱えて待たされた時は、絶望しかありませんでしたが、今日18時過ぎに帰りも通りかかりましたが、待ち人はゼロでした。
救急車で受け入れ先のなかった方のTwitterも読んでいたので、本当に今回はタイミング良く、ある意味で運が良かったのかもしれません。
しかも通常請求されるはずの部屋グレードアップの差額や謎の防護服代を含め保険でカバー出来たのでこれも幸いだ。
今回は全ての運が良い方へ向き、入院から退院まですべてスムーズに行ったが、この時期は病院のお世話にならないようにしたい。
特に子供の発熱は要注意で、普段よりも手洗いやうがいの強化に努め、ウイルスやバクテリア感染の予防に注力した方が良い。
ご安全に!
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