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日本の常識はフィリピンの非常識
一般の日本人、とくに昭和生まれの筋金入りの日本人である私にとってフィリピンという国は良く言えば刺激的であり、悪いくいえば不可解に満ちたスポットである。
その違いをスリルとして楽しめるのは最初の3年目までで、それを過ぎるとここが変だよフィリピン人シリーズが始まり、日比間の常識ギャップに決着をつけるために戦うか諦めるかの究極の2択の日々となる。
奇想天外なフィリピン嫁の性格や気質も様々だが、私の経験上うちのティムはコテコテのフィリピーナ気質だと思う。
こちらのアドバイスや意見を1㎜も聞かない。
そして、九州男児で長男とフィリピンネグロス島の長女の頂上決戦。
しかし、最近はすっかり歳をとって丸くなったのか、諦めることを知ってしまったモトボサツ氏。
ここで一旦飲み込んだ日常の不可解な出来事を下記へシェアさせて頂きたい。
謎その1
うちのティムはコロナ期に入る直前までセレブ系が集まるエクササイズジムに通っていたのだが、いつもジムに行く前に必ずシャワーを浴びて出かけていた。
そしてお約束のハードメイキャップ。
これから汗かいてグチャグチャになるっていうのに行く前に綺麗にしても意味はないだろう。
と、普通のオッサンは思うのだ。
いまさらその理屈を聞いたところで理解できる自信はなく、その儀式を不可解に眺めながら他人事としてわりきった生活を送っているのだが、うちのカワイイちゃんにも同じことをさせ始めた!!
うちのカワイイちゃんはコロナ期に入るまではセブ市のアベリアーナ総合競技場の中にある体操クラブへ通っていたのだが、行く前にかならずシャワーをさせるのだ。
日本の親ならきっとこういうだろう。
「どうせ、汗かくから今シャワーしても一緒やろ?」
私は変な事をさせられているカワイイちゃんが不憫でならず、ついに積年の疑問を遂にぶつけた。
想像をはるかに上回る異次元の答えが返って来た。
分かっているさ。
ここで日比の常識感をぶつけあって議論しても平行線をたどるばかり。
まあ、究極的に言えば運動前にシャワーをあびた状態で汗をかいた体とシャワーをせずに運動をした体を比べると体に付着している汗や油の総量はシャワーをあらかじめしていた方が少ないのかもしれない。
だったらそう言ってくれればよいのだが、説明しないフィリピン人あるある。
しかし、ティムがそこまで深く考えているとは到底思えない。
つづく。。。
謎その2
カワイイちゃんが朝食の前に歯磨きをさせられている。
これもシャワー事件と同じく不可解過ぎるが、モトボサツ家のしきたりではなくティムの独断による暴走である。
ティム自身がやってるなら「フィリピン人ダカラ」仕方がないと思えるが、カワイイちゃんがその奇妙な風習に巻き込まれるのはとても我慢できない。
歯磨きした後に物を食べるという理不尽さ。。。
そもそも食前に歯磨きすると飯が不味くなる。
いや、フィリピン人の大雑把な味覚にはそんなもん無関係なのか?
数年前の私だったら、この不条理に敢然と立ち向かっていたはずだが、最近では異文化疲れし無駄な抵抗をしないようになった。
これが人間の成長と呼ばれるものなのかどうか分からないが、たとえ例の頂上決戦したとしてもどうせ平行線をたどるのだ。
あきらめ上手なフィリピンライフ?
ティムの奇行とはさておき、ここ近年、食後30分以内は歯磨きをしてはいけないという指導が一部で始まっている。
歯磨きうんちく
唾液には食事によって「酸性」に傾いた口の中を中和させ「中性」に戻す作用と、食事によって溶けた歯の成分を補う「再石灰化」があるが、その作業に30分から60分かかるので、その間は歯磨きをせずに唾液を出したほうがいいと言われています 参考記事
ティムがカワイイちゃんにさせている食前式歯磨きは極めて理不尽だ。
食後30分あけて歯ブラシする理屈は置いておいても、食後に歯磨きを怠ると大変なことになる。
食後の歯みがきの目的は歯垢の除去と食事により付着した糖質や細菌を取り除くことで歯の酸化を防ぐものだ。
ここはカワイイちゃんの歯という財産を守るためにも闘わなければならない。
追伸
ちょっと汚い話だが、私が知るフィリピーナは寝る前に歯磨きをしない。
だから歯が抜けていたり、虫歯はお約束。
どんなに美人でもお口が不衛生だとガッカリだ。。。
しかし、ティムの場合は珍しく寝る前に歯磨きをするし虫歯もないので不思議に思いその理由を聞いてみると生活面における父親の躾けが厳しかったらしい。
他人の物を盗まない、寝る前に歯磨きをする。
アメリカ生活を経験している富裕層は別としても、フィリピン庶民の口腔ケアは壊滅状態。
やはりこれも教育の欠如の如何だと考える。
そんな感じでフィリピン人の母親に子供を育てさせると子供の歯は間違いなくボロボロになってしまうだろう。
子供の歯を守るのは親の責務なのだ。
考察
私の持っている常識や理論はフィリピンという未知の世界では無力だと思い知らされて早13年。
人生で培った常識や価値観が水と油ほど違う日比ギャップによる家庭内摩擦も絶えない。
しかし私さえその不条理をぐいと飲み込んでしまえば無駄な血を流さなくて済む。
自分の心の中で何度も葛藤を繰り返しつつ最終的に折り合いをつけている。
理解ではなく異文化に対し戦うことに疲れてしまったただの言い訳だ。
日本の常識は世界の非常識なのかもしれないという客観的な姿勢。
つまり国際結婚とは最大の我慢大会だと言われている所以。
カワイイちゃんはこのままフィリピン人になるのか?
ティムというコテコテのフィリピン人の謎は続く。
まだまだ続くモトボサツvsティム珍道中。
今日もどこかでフィリピンあるある。
毎日カルチャーギャップ戦争。
続きをぜひお楽しみに。
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