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気になる医療費
海外で入院すると目が飛び出るほどの高額医療費となる。
コロナ入院の場合、アメリカで62日間入院した男性に1億2千万円の請求が来た話は有名だが、それはフィリピンでも例外ではなく、コロナ感染での入院費が2週間で300万円とか1カ月で1600万円とか恐ろしい情報が入ってくる。
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【恐ろしい事実】フィリピンでコロナ入院し死亡|800万ペソ(1600万円)の請求額
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フィリピン生活は健康に過ごせているうちは愉快な場所だが、一旦怪我や病気になると一気に途上国の闇が襲ってくるのだ。
ティムの知り合いの60代の女性がコロナ感染し、セブ島マンダウエ市の「Chong Hua(チョンワ)マンダウエ」病院へ20日間入院した。
幸いにも無事生還したのだが、チョンワ病院のマンダウエといえば最高級私立病院として知られ、その医療請求額が大変気になる。
病院からの請求書の写真を入手したのでツイッターで一部を公開してみた。
ティムの知り合いがセブ島マンダウエ市のChong Hua病院にcovid19で20日間入院して請求額は207,429(45万円)
maxicare医療保険で100,000保証なので自腹は100,000ペソのみ🙄 pic.twitter.com/dABtCKXaDW— モト ボサツさん@子供と成長中 (@motobosa02) July 13, 2020
請求金額と内訳
病院からの請求
Cardio Unit | 858 |
Central Supply Room | 64,205 |
Emergency Room | 20,453 |
Laboratory | 67,329 |
Pharmacy | 164,947 |
Pulmonary Unit | 1,000 |
X-Ray | 6,420 |
Room Accommodation | 39,600 |
Total | 164,329 |
ドクターからの請求
DR.T 14,000
DR.A 7,000
DR.B 1,700
DR.R 18,000
DR.E 2,400
Total 43,100
請求合計額 207,429 php(45万円)
上の内訳を眺めてみると、飛びぬけて高いのは薬代。
薬はフィリピンで製造しておらず、基本的に先進国からの輸入品となっており、金額も相応に桁違いとなってしまう。
日本は3割負担で高額医療費還付制度もあるので、リアルな医療費について実感が湧かないが、海外ではダイレクトに請求が来るのだ。
フィリピンではドクターは病院に雇われているのではなく独立採算制で、病院の請求内訳でもドクター代は別記載となる。
病院の個室が満床だったので空き部屋が出るまでカーテンで仕切られたERで治療を受けていたらしいが、最初から部屋が空いていれば請求額がもう少し上がっていただろう。
幸い、家族でMaxicareという医療保険に入っていたので10万ペソ分は保証されるようだ。
年収の1.8倍
私はこの20万ペソという請求額を見た時に少し安心した。
というのも、私がUCMedという病院にデング熱で10日間入院した際の請求が7万ペソ(15万円)で、もし20日入院していたらその倍の14万ペソ(30万円)となっていただろう。
コロナの場合、上記の内訳通りドクターが4名も関わり、3000ペソする防護服を日替わりで使用し、さらに心肺蘇生装置などオマケが付くので20万ペソは不思議な請求額ではない。
しかし、セブの一般庶民の月収が平均1万ペソとすれば20万ペソという請求額は年収の1.8倍に相当する。
日本人の平均年収441万円の1.8倍だと793万円に相当するのだ。
しかも、それを個人で支払うのだ。
ビジネス精神旺盛なフィリピンでは日本人患者の場合ひょっとして請求額が上がるかもしれないが、20日間で20万ペソの請求額はコロナで入院する際の指標となるだろう。
日本人がフィリピン移住した時に見過ごしなのが医療保険。
駐在員なら会社が年間で保険をかけてくれるが、個人であれば自分で何とかしなければならない。
健康を失って初めて現地で後悔するポイントなので、ここは日本を出る前の事前の課題としてぜひ挙げておくのをおすすめしたい。
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