その1からの続き
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フィリピン嫁談義|奥様はフィリピーナvsモトボサツ(その1)
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『奥さまはフィリピーナ』というフィリピン関連本を借りて読んでいるが書評が楽し過ぎて止まらない。
一を聞いて十を語りたくなってしまう。
各ページごとに自分がフィリピン生活で経験したエピソードと重なってしまうのだ。
さて「書評その2」を早速はじめたいと思う。
>フィリピンパブに行くと、「日本人はまじめ。だから私、日本人の男がいい」(65ページ)
それを聞いて単純に喜んでしまう日本人男性はかなり多いのだが、この理屈は秒殺で崩壊する。
そもそもフィリピンパブに行く男が真面目なわけがないだろう。
せいぜい拡大解釈して「フィリピンパブへ行かないようなまじめな日本人がいい」と言う逆張りならメイクセンスだが。
フィリピンにある日本式KTVのウエブサイトを見ているとキャストの顔写真と共にプロフィールがあるのだが、タイプの男性は判で押したようにほぼ「優しい人」というのが鉄板で、なぜ「指名とボトルを入れてくれる人」だと正直に書かないのか歯がゆくて仕方がない。
それだけ男は単純な生き物ということなのだろうか。
>町ぐるみで電気泥棒(67ページ)
私がフィリピンで大きな衝撃を受けた事の一つが電気泥棒の多さだ。
生活しながら感じるのが、電気というものが他人の財物であるという意識がどうも薄い。
まるで山の湧き水でも梳くって飲むかのように壁に電気のコンセントがあれば勝手にスマホを充電するフィリピン人達。
きっと日本でも無邪気に公共の場のコンセントでスマホ充電をして怒られるフィリピン人の姿が想像に難くない。
フィリピンではポピュラーな電気泥棒だが、現地の新聞にデカデカと名前と顔写真付きで謝罪文が掲載される。
つまり、フィリピンの電気代が高いのはコストが高いということ以外に盗電している人達の電気代を皆で肩代わりしているということなのだ。
関連記事>誰も教えないフィリピン情報|フィリピンのコンドミニアムは電気代がクソ高のだ
>近所の子供達が勝手にうちに上がり込んで(67ページ)
私がフィリピンに移住した大きな理由は人で溢れるコミュニティという名の居場所に飢えていたのだと後から気が付いた。
子供が勝手に家に上がってくるというのは一般の人からするとウザくて仕方がないだろうが、私にとっては極上に幸福度が上がる環境だったのだ。
やはり人間なんて無い物ねだりの権化。
ちなみに元カノTはそういう混沌とした世界が嫌で日本に脱出したというし、フィリピンへ戻って来ても1週間が限度だと言う。
>どうやらフィリピンでは地理は肌で覚えるもので(70ページ)
よくフィリピン在住の日本人が指摘するのが、タクシーの運転手に行先の住所を告げても全く意味がないという。
住所や地図で理論的に位置を把握するという概念がそもそもないのだ。
だからフィリピンのイベントチラシには開催地の地図が添付されているケースはほぼ見られない。
地図を読めない国民に地図を提供しても無駄というわけなのだろう。
ベストセラー本の中で話を聞かない男、地図が読めない女というのがあるが、地図を表現したり理解しないという事はつまり右脳偏重思考をしているという裏付けだろう。
>フィリピンでは走れないの(71ページ)
意外とクローズアップされない点だが、フィリピンにはどこでも野良犬がいてジョギング等で走ると追いかけくるのだ。
またフィリピンで犬に噛まれるとたちまち狂犬病を発症する可能性が非常に高く、日系企業の駐在員は現地赴任する前に必ず予防接種を受けさせられる。
セブ留学でもジョギングして犬に噛まれそうになったという人が結構いるので、ぜひフィリピン留学事業者はジョギング不可だとウエブ等で明言したほうが良いだろう。
本ブログでも近所の危ない放し飼い犬の記事を何度か書いた。
>味噌汁にコンビーフ(74ページ)
フィリピン人は創作料理を作るのが大好き。
現地の日本人経営の和食レストランでも、少し目を離すと自信たっぷりに創作を始めるようだ。
フィリピン人嫁が作る味噌汁。
さっそく創作癖が止まらない。
味噌汁の中にブロッコリーが入っていたりコンビーフ入りのドロっとした不気味なテイストという罰ゲーム的な冒険はつきものだ。
ちなみにうちのティムが作る「サッポロ一番塩らーめん」には豆腐が入っていた。
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これはフィリピンあるあるなのだが、料理が出来ないというフィリピーナは意外に多い。
貧しい大家族なので子供の頃から親の手伝いをしマルチタスクな印象があるが、本にも書かれているようにお父さんが料理上手だと家族は誰も料理の知識を得ようとしないようだ。
>フィリピンから来たお化け(86ページ)
やはりフィリピン人といえばお化けネタだろう。
殆どのフィリピン人はお化けの存在を信じ異様に怖がる。
かつて雇ったヤヤ達はみな夜電気を消して寝るのを恐れた。
理由は電気を消すとお化けが出るからだそうだ。
やはり精神年齢は5歳児並み。
また一人で居間にいるとアスワン(子供を亡くした母のお化け)が出るので夜一人でいるのがイヤだという。
しかし、お化けが怖いくせにハロウィン時期に登場するお化け屋敷には行列が出来る不思議。
ところでフィリピン人は非科学的な世界が大好きなので占いビジネスはきっと儲かる予感がする。
>こだわりが減って生き方が楽になった(102ページ)
私の場合まだこの域に達していないが、一緒に住み始めた当初に比べると頂上決戦の回数は随分と減った気がする。
その理由は私の持っている常識をティムに押し付けるのに疲れてしまいほぼ諦めた結果であると言える。
延長線でこだわりが減って生き方が楽になった部分はある。
それと、もう一つ大きな事はうちのティムは日本に住みたがっているということだ。
だから日本の常識を少しでも理解してアジャストしなければという気持ちが一般的なフィリピン人よりは強い。
フィリピン在住の日比カップルの場合、フィリピン嫁が日本に住みたいと思っているかどうかで関係性が随分と異なる気がする。
>妻は経済的には割合恵まれた幼少時代を送ってきたようだった(106ページ)
本を読みながら、著者の奥さんは酒癖が悪いが、セブにローカルにいそうなワイルド系フィリピーナと比べるとかなり常識的な印象があった。
そこには育てた父親の存在を意識してしまう。
私の見解だと、父親がマトモな家庭の子供はフィリピンあるあるなウソや盗みをしない傾向にある。
残念ならがシングルマザーが量産されるフィリピンでは最初から父親不在でしかも兄弟姉妹の種が全部違う事も多く家族のだれかが常に警察にお世話になっている状況である。
ちなみにうちのティムの父親はバコロドのサトウキビ関連会社の管理職として働きそこそこ裕福な子供時代を過ごしたらしい。
また父親に愛されたらしく、家族の昔話で登場する頻度が圧倒的に多い。
倫理的なこともしっかり躾けられたのが分かる。
おまけ動画
ティムvsモトボサツ
ビサヤ語劇場 コーンビーフを味噌汁に入れる件「コーンビーフを味噌汁に入れるってあり?」
「ダメに決まってるでしょ!」
kon isagol and corned-beef sa miso-soup.
Pwede ka ha?Dili pwede.#セブアノ語#フィリピノ語#モトボサツ直伝 pic.twitter.com/V64BuUPdnv
— モト ボサツさん@子供と成長中 (@motobosa02) September 15, 2020
その3へ続く
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