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【奇跡】瀕死のフィリピン経済を救う中間層マーケット|マクタン島5星ホテルがフィリピン人客で満室状態!!

投稿日:2020年11月23日 更新日:

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フィリピン経済市場に激変が起きている

日本人旅行客にとってのセブツアー。

JTBやHISで販売されている旅行パッケージを利用しセブへやってくる場合、実はその滞在先はほぼセブ島ではないのだ!!

外国人ツアー客が宿泊するホテルはセブ島の隣にあるマクタン島という小規模な島にあるのだ。

 

マクタン島って?

マクタン島( Mactan Island)とは、フィリピン中部セブ州にある島で、セブ本島からオールドブリッジ(マクタン・マンダウエ橋)とニューブリッジ(マルセロ・フェルナン橋)の二本の橋でつながっている。

その東沿岸に有名なシャングリラを筆頭とする、Jパークアイランド、クリムゾン、プレンテーションベイという人気の5星リゾートホテルが連なっている。

ホテルの付近は道端でヤギが草を食べているようなローカル地域で観光客がふらりと外へ出れる環境ではないが、食事、レジャー、お土産購入すべてホテル内で完結出来るように施設の完成度は高く、まるでテーマパークのように広大な敷地が特徴だ。

ところで、私もそうだが、現地のフィリピン人や外国人居住者にとってこれらの豪華ホテルに宿泊したことが無いという人が大半だろう。

もし旅行を楽しむ時間と予算があれば、近場のマクタン島のリゾートは選ばず、パラワン島やボラカイ島など遠方の有名リゾート地へ向けて出発するのだ。

 

観光客向けリゾートホテルに大異変

セブ島やマクタン島に住んでいる日本人にとって縁遠いのが観光客向けのマクタン高級リゾートホテル。

まさに近くて遠い存在なのだが、そこに史上初の大異変が起きている。

ロックダウンで外国人観光客が入って来れなくなったセブの観光業界は大打撃を食らっている。

まさに瀕死ともいえる深刻な状況でおびただしい数の従業員が解雇またはレイオフとなってしまった。

出来る事といえば現地のフィリピン人客でお茶を濁すこと。

しかし、バカ高い正規料金では誰も利用しない。

幾つかの有名リゾートホテルは現地民向けにコロナ激安宿泊プランを打ち出した。

またランチ付き日帰りデイユースも通常の半額程度の料金となり、10月初旬を皮切りに中間層以上のフィリピン人たちがマクタン島の高級ホテルをどんどん利用し始めたのだ。

SNS好きなフィリピン人同士の情報が一気に広がった。

瀕死だった廃虚直前のリゾートホテルに奇跡の活気が戻っているのだが、その大きな違いは客層だ。

ロックダウン直前までは日本人、韓国人、中国人という外国人ツアー客専用だった施設の利用者がなんと全てフィリピン人という前代未聞の状況。

https://www.facebook.com/MactanCrimson/

セブの中間層以上が大集合

2020年11月。

マクタン島のクリムゾンでは土曜日チェックインの週末宿泊客で満室。

それまでオンコールで必要なスタッフだけが呼び出されていたが、週末にかけてフル出勤となっているとのことだ。

自家用車で乗り付ける客ばかりなのでパーキングは異例の満車。

エントランス付近の道路脇にもズラっと駐車の列が出来ている。

 

 

トヨタや日産の高級4WDが多い。

新車価格300万円程度する高級車だが、フィリピンの中間層以上にとって持家と自家用車を持っているのがステイタスなのだ。

 

英語を話すフィリピン人家族

フィリピン人客にとって目玉はプール。

うちもそうだが、子供を遊ばせるためにやってきた家族連れが多く、まるで日本の市民プールのように多くの人で賑わっていた。

しかし、そこで遊ぶ子供たちは基本的に英語を話している。

「マミー カムヒア!」

親も子供に英語で返す。

フィリピンの中間層以上の家のたしなみとして現地語ではなく英語を話すというのがステイタスを世間に示す典型的な手段となっている。

階級社会では自分のポジションをこれ見よがしに見せつけることが大切なのだ。

 

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見た目の違い

プールサイドで遊ぶラッキーなフィリピン人達を眺めていると一般庶民とは歴然とした差があることに気が付く。

基本的に色が白い!

大きく中華系かスペイン系のいずれかという別れ方だ。

また父親が欧米人というハーフなケースも多く、顔つきや体つきも明らかに庶民離れしたゴージャス感に溢れる。

そして屈託のない無防備さ!

きっと苦労を1㎜も知らずに育った証拠だろう。

私のすぐ隣のチェアに座っていた欧米ハーフのフィリピーナ。

年のころはそうさのぉ17歳くらいか?

父親は禿げデブなガイジンで母親はアジャコングなのだが、二度見するほどの美少女。

一体どんな化学反応で出来たのかとても不思議だ。

黒の大胆なビキニとはコントラストを放つ白い肌。

スマホ片手に長い手足を無防備に放り出し横たわっていたが、プールスタッフの視線が監視が仕事そっちのけで無遠慮に向けられていた。

 

 

朝食会場が凄いことに!

モトボサツ一家は金曜日にチェックインしたのだが、土曜日の朝食会場は想定通りガラガラだった。

しかし、日曜日の朝は打って変わりなんと満席!!

入口の外側で10分以入場を待たされてしまった。

ホテルの受付の人に尋ねてみると土曜日チェックイン客で週末稼働率100%。

 

 

他のホテルと異なり、クリムゾンホテルの朝食はほぼパーフェクト。

コロナ激安プラン向けあるあるな肉と卵しかないフィリピン人仕様ではなく、仮に外国人が食べても普通に納得できる内容。

しかし、残念なのが、コロナ対策として客同士の接触を断つために直接食べ物をとれないようになっており、いちいちスタッフへ欲しいものを伝えなければならない。

客にとってはまさしく悲劇だが、ホテル側からすれば無駄な食べ残し防止にもつながり、コロナ終息後もスタッフによるサービスは一種の戦略として残る可能性を感じる。

 

マスク治外法権

チェックインしたばかりの客は真面目にマスクをしているが、ホテル敷地内では平常時の如く誰もマスクしていない。

特にプールサイドでまじめにマスクをしていたのは私だけだと気が付き焦る。

さすがに泳ぎながらマスクは無謀だが、マスクとフェイスシールドがガチガチに義務付けられているフィリピン国内でもこうやって治外法権のごとく大解放されているエリアもあるのだ。

 

まとめと考察

 

コロナパンデミックによるロックダウンでフィリピン経済市場は壊滅的な打撃を受けているが、生みの苦しみの如く経済環境に激変が起きている。

その中でも気を吐いているのが中間層以上の財力だ。

幾ら安いとはいえ、1泊家族で6000ペソ以上する価格で飲食も入れたら1万ペソはかかる。

いくら外出禁止でストレスを溜めた子供を遊ばせるためとはいえ、庶民の月収に匹敵する費用だ。

たった1泊でもフィリピン人にとってはかなり高額なイベントだがホテルの稼働率を100%に出来るほどの大人気となっている。

うちの近所のUCCカフェは中間層以上の社交場となっており、パンデミックの最中から高級車がずらっと並んでいるのを目にする。

その他、客が入っている店といえばそれなりに高い店が多い。

これまで人口のメインであるフィリピン人の庶民層ばかりが目立っていたフィリピン市場だが、これを機に中間層以上が喜ぶサービスがどんどん出現する方向性を感じて止まない。

日曜日の午後チェックアウトし、ホテルを一歩でると独りでリアカーを押す10歳位の男の子がいた。

8割の貧困層が2割のお金持ちを支えるフィリピン。

ゴージャスで清潔な水のあるプールで幸せな笑顔を振りまき遊ぶ裕福な家の子供達を見た直後だったのでその差がもろに刺り未だに取れていない。

せめて、幸せの条件は経済力ではないと締めくくりたい。

 

 

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モトボサツ

2年のセブ島ジャングル生活を経てビサヤ語を習得。その後タガログ語も同時に習得し、最後は英語という逆ばりメソッド。現在生命保険、医療保険コンサルおよびビジネス通訳を兼ねる。元セブの大学にて3年間ストリート系日本語教師の経験あり。

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